ブログぼおりゅう♥りき 傍流にも力あり

漫画家ぼおりゅう?りきのマンガやイラスト、ミニ旅日記など

北アルプスに思いをはせながら安曇野をゆく…『あるきんぐ&のぼりんぐ』大糸線メモリアルウォーク

2012-10-10 12:10:51 | 旅、鉄道、山のぼり!
 10月8日、前日よりも早起きという朝一番の列車の乗りました。すると普通列車だけでも大糸線安曇沓掛駅に10時40分頃に到着できます。JR『秋の乗り放題きっぷ』(大人7500円)を利用したのですが、従来の『鉄道の日記念乗り放題きっぷ』と違って連続する3日間有効なので、使いにくくて困ります。個人的にはいろんな都合上、最終日が一番早く起きなくてはならなかったし…。ちなみに1日めは横浜に行って来ただけでした。
 ところでこの『乗り放題きっぷ』、ほとんど宣伝してないから『18きっぷ』をよく利用する人でも知らない人が多いのではないでしょうか? あんまり使ってほしくないんだろうな。

 さて、この日は気持ちのよい秋晴れ。降り立った駅からはこの夏、登るはずだった爺ガ岳がくっきりと見えました。
 『駅からハイキング』の期間設定コース『大糸線メモリアルウォーク・北アルプス展望のみち』に参加したわけですが、駅に下りたのはワシひとり。山々は太陽の動きとともにどんどん霞んでいくはずだから、早めにスタートすべきはずですが(受付は10時から)…。

 途中で参加者らしい人には誰にも会わないまま、国宝・仁科神明宮を拝観したりしながら北アルプスと安曇野の田園風景を満喫。
 そろそろウォーキングも終盤にさしかかった頃、眺めのいい場所に休んでいる3人の人を発見。それが今回の写真です。写真のいちばん左にあるのが信濃富士とも呼ばれる有明山ですね。
 よく見れば座っているお婆さんのすぐ横にポットやボトルなどが手元に置いてありました。「参加者でなく地元の人らしいな」と思って少し近づいてみても、ピクリとも動きません。「もしかしてし、し、死ん……通報すると警察に事情を詳しく聞かれたりして帰るのが遅くなるかもしれんな。そうなったら別料金で特急に乗らなきゃ今日中に家に帰れなくなるけども、その場合の交通費は支給されないんだろうな…」などと一瞬のうちにいろんな事を考えました。
 が、結論からいうとこのヒトたちは生身の人間ではなく、案山子だったのであります。なんでも案山子祭りというのを少し前にやってたんだけれども、この“3人”はそのままここに居座っていたのです。しかしよく出来てるな~。
コメント
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