これは
100年前の出来事であって
現在も繰り返される差別と暴力の歴史だ。
多くの人が殺され多くの人が殺した
恐ろしい史実だ。
不安や恐怖におびえる日々。
幸せを探す毎日。
自分より弱い誰かをみつけたとき
ひとは
その悪意なき牙を剥き出しにするのか。
群れて力を得たと勘違いした
ひとは
かくも残酷であるのか。
正義の名もとに振りかざす刀はその身体はもちろん
心さえも奪ってしまうというのに。
目を背けてはいけない
歴史があるのだとして
それでも
いまだ続く暴力と差別の日々に
私たちは何を思い何を学ぶのか。
胸が苦しくて
やりきれない夜に
希望を見出せるのか。
そうして
やがて
おとずれたそのとき
わたしはいったい
どちら側にいるのだろう?
すべての日本人に
観てもらいたい映画でした。