山の麓の茶の湯つれづれ

山形県金山町の茶道教室です

雛人形を飾りました

2021-02-11 11:24:26 | 和のくらし

毎年、お稽古場には早めに雛人形を飾っています。

雛人形とともに、大事にとっておいた思い出の品や頂き物を一斉に箱から出してお披露目します。

ケースに入った雛人形は、子供の頃いただいた木目込み人形。

手前には、ちいさなちいさな豆雛が並びます。

掛け軸には、亡き母が作った色紙を。

こちらの茶器は、母の嫁入り道具や旅行先のお土産の九谷のものです。

この香水瓶は、友人から中国土産でいただいたもの。

端午の節句にはまだ早いですが、兜も一緒に飾ります。

着物のお人形は、中学校の修学旅行の東京で買い求めたもの。

かつらを変えて遊びます。外国の方向けのお土産物のようで、英語で解説が書かれています。

古いものばかりですが、昔の思い出や、頂いた方のことを思い出しながら飾り付けをしていると

華やいだ気持ちになります。

雛節句が近づくと、ひなあられなどの雛菓子も並べてますますに賑やかになります。

雛菓子を食べながらお茶をいただくと、思い出話が尽きません。

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節分の準備をしています

2021-01-31 16:14:03 | 和のくらし

節分の準備をしています。

昔は、大豆やトウモロコシ、米、もち米などを囲炉裏の鉄鍋で煎っていました。

囲炉裏の上に吊るされた自在鉤は、鍋や釜などの高さを自由に調節できる道具です。

写真の自在鉤や灰は90年近く昔から我が家にあるもの。

今では節分の豆を煎るくらいしか出番はありませんが、まだ使用できる現役の道具なのです。

豆まきの翌日に、端布で作った小袋に豆を入れ、一年間のお守りにします。

節分のお菓子は、京都の俵屋吉富の「福豆」を用意しました。

白あんを桃山生地で包んで福豆をかたどった、節分用のお菓子です。

季節の行事を楽しみながら、春を待ちましょう!

 

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裂き編みのミニ巾着 たくさん作りました

2020-06-21 16:57:08 | 和のくらし

以前にもブログでご紹介した、裂き編みのミニ巾着。

手頃なサイズで作りやすいのでたくさん出来上がりました。

底の部分が着物の生地を裂いて編んでいるので、

巾着も和の布がしっくりとあいます。

画像には載っていませんが、裏地も着物の裏を使っています。

手のひらサイズで小さいですが、和の布の魅力がギュッとつまった巾着です。

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裂き編みのミニ巾着

2020-03-26 22:20:26 | 和のくらし

以前、裂き編みで作ったマットをご紹介しましたが

今度は小さい巾着を作ってみました。

底の部分を夏の絣の着物を裂いて編み、

巾着の布部分は和布をあわせました。

とても小さな手のひらサイズです。

底を編んでいるのでしっかりした作りになりました。

のど飴を入れたり、薬を入れたり。

ちょっとした物入れとして鞄にいれておけるサイズです。

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蓋付きの飯桶

2020-02-27 15:18:31 | 和のくらし
昔から我が家にあった蓋付きの飯桶です。




昔から我が家では「へおけ」と呼んでいて、
冠婚葬祭の折に五升分の赤飯やら白飯を入れて運んでいたものでした。
 
タガがゆるんで本来の役割では使えなくなったので
花入れにしたり、蓋をした状態で香を置いてみたり。
使い込んだ木の道具の姿の良さを生かすために色々工夫しています。
 
今回は、野点の道具を飾ってみました。
野点籠は薩摩間道の茶裂です。
 
訪れた人が「何が入っているんだろう?」と覗き込んでみて
楽しめるような感じになったと思います。
 
 
お菓子は、春のねりきりです。
まだまだ風も冷たく雪もちらほら降りますが
一足早い春を目と舌で味わいます。
 
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