山の麓の茶の湯つれづれ

山形県金山町の茶道教室です

松葉屋の月よみ山路

2019-09-25 21:51:00 | お菓子

秋になると食べたくなる、松葉屋の月よみ山路。

石川県のお菓子です。

ごろごろと贅沢に栗がはいった栗蒸し羊羹です。

葛を加えて蒸しあげているためか、もっちりしてなめらかな口あたり。

栗のやさしい甘さが味わえます。

この羊羹は良寛さんの御歌「月よみの光を待ちて帰りませ 山路は栗の毬(いが)の多きに」にちなんでいるとのこと。

羊羹を切り分けたときの、まんまるい黄色い栗が夜空にうかぶ月にもみえてきます。

菓子皿として使っているのはこちら。

昔、銀山温泉の土産物屋でみつけたものです。

本物の葉を皿に加工しているのだとか。葉脈がきれいに残っています。

素朴な風合いで使いやすいのです。

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十月のしつらえ

2019-09-24 18:20:34 | 茶道

十月のしつらえを準備しています。

掛け軸は「一念無為」 友人の書家の作品です。

秋の長雨にちなみ番傘の花入れを用意しました。

花は時の花を。何を生けましょうか…。

香合はイチョウに敷き松葉と紅葉があしらわれています。

イチョウは裏千家をあらわしているんですよ。

中置のしつらえです。

茶碗は盛りの紅葉。

なつめは春秋なつめです。

秋の深まりを感じますね。

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稽古着について

2019-09-23 18:23:02 | 茶道

羽織でつくった稽古着です。

お稽古のとき、着ている洋服の上に着用します。

茶道の稽古をしているとき、着物のふところ、たもと、帯などを意識できたほうが

稽古を受ける側も、教える側もわかりやすいのでは?と思い、作ってみました。

簡易なものですが、着物を身に着けると一気に「和」の気分になります。

腰の付紐を結ぶと、袱紗もつけることができますよ。

 

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和布の色紙掛け

2019-09-19 18:46:59 | 和のくらし

着物の布で色紙掛けを作りました。

思い出の布、箪笥に眠らせておかずに生かしたい…そんな気持ちがよくあらわれた作品になりました。

ちょうど色紙がかかっている布は、子どもの頃の思い出がつまった昭和の着物の布。

子どもの着物なので柄がはっきりしています。

この布をメインにし、色目をあわせて他の布を組み合わせました。

落ち着いた中にも存在感のある、秋にぴったりな色紙掛けになりました。

下に敷いている敷布も帯から作ったもの。

和の布でまとめると、部屋の一角が落ち着いた雰囲気になりますね。

 

 

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山田家ふうき豆本舗のふうき豆

2019-09-17 14:09:45 | お菓子

「山田家 ふうき豆本舗」のふうき豆。

えんどう豆を甘く炊いた、シンプルだけど豆の風味が滋味深い味わいなのです。

昔から変わらない美味しさで、折々に食べたくなります。

 

ちょうど十五夜だったので、兎の器に盛り付けました。

盛り付けると底の兎が隠れてしまいますが、豆の緑と器の水色がさわやかな色合いに。

こちらも同じく「山田家 ふうき豆本舗」のおまんじゅう。

うぐいすあんが入っています。

皮がしっかり焼かれていて中身もずっしり。

食べごたえのあるおまんじゅうでした。

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