秋になると食べたくなる、松葉屋の月よみ山路。
石川県のお菓子です。
ごろごろと贅沢に栗がはいった栗蒸し羊羹です。
葛を加えて蒸しあげているためか、もっちりしてなめらかな口あたり。
栗のやさしい甘さが味わえます。
この羊羹は良寛さんの御歌「月よみの光を待ちて帰りませ 山路は栗の毬(いが)の多きに」にちなんでいるとのこと。
羊羹を切り分けたときの、まんまるい黄色い栗が夜空にうかぶ月にもみえてきます。
菓子皿として使っているのはこちら。
昔、銀山温泉の土産物屋でみつけたものです。
本物の葉を皿に加工しているのだとか。葉脈がきれいに残っています。
素朴な風合いで使いやすいのです。