猛暑日が続いていますが、私の住む山の麓ではすでに秋の虫が鳴き始めています。
今日は、裏山の山際や庭をめぐって今咲いている花々を写真におさめてみました。
藪の中に咲くアザミとヤバネススキ。
ヤバネススキは、葉の模様が弓矢に似ているため矢羽根薄というそうです。
山際のミズギボウシ。
黄色い花はオミナエシ。女郎花と書きますが、花の名前について調べてみたところ、
花の美しさは美女を圧倒する、という意味だという説があるそうです。
その一方で「敗醤」という字をあてていたこともあり、
これは花を室内に挿しておくとやがて醤油の腐敗した匂いになっていくことに由来するとか。
花の名前というのは面白いものですね。
床の間のしつらえです。
秋海棠、露草、水引草です。
秋海棠も美しい名前です。
露草は田んぼや畦道によく見かけるので雑草ともとられますが、
青い色の花はハッとするほど美しいですね。
日本の古来から親しまれ、『万葉集』などの歌集では月草と呼ばれていたそうです。
他にも「蛍草」「青花」「帽子花」などの別名が様々あり、愛され親しまれてきたことがわかりますね。