~ゆるゆると自分に甘い生活~

ざっくり生きててあわわな毎日。でも残りの人生シッカリ楽しむ。

父の闘病・9。

2014-10-31 18:10:58 | 父の闘病・母の事
退院してから10日、初めての診察日。


ほとんど寝て過ごしていたから当然の事ではあるけれど。
玄関から車まで、車から病院まで、そして病院内も、その意志に反してまったく歩くことが出来なかった。

痩せて、40キロも無いだろう体重を足で支える事ができなかった。

車椅子で受付、診察室、点滴室と移動した。
車椅子に座っている父の姿は驚くほどに小さかった。

再び現実を突きつけられた父は、また泣いていた。

麻薬のフェントステープ6ミリではもう痛みを抑えられないので8ミリに増えた。
また不穏な行動が出るかもしれない、と言われた。
寝る時間が更に増えるでしょう、とも言われ。
それが「人として」良いのかどうか、介護をされるご家族で改めて考えてください、とも言われた。

再度6ミリに減らして痛みは坐薬で対応すれば、
会話する時間や食事を取る時間など生きて生活している実感もあるだろう。
8ミリのままなら、痛みは無いが意識が薄らいでいる時間ばかりで対話はほとんど無いだろう。

点滴をしてもらっている間、近くのカフェに行った。
これからの事、少し考えた。
でも・・・。
案外「まぁ、その時になったら考えよう」ってアッサリ思えた。

私の中の覚悟がどんどん確立されていってるって感じる。
考えるとまだまだ涙は出るけれど、でも自分が強くなってるって思う。
待っている訳じゃないけれど、その時は確実に来るんだ、って冷静に思っている。
コメント
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