先週、月遅れお盆の、盆明けの日、おふくろの居る老人ホームから2度電話があった。
午前中、朝5時半の見回りの際、ベッドの横で転倒したらしいとのことであった。起き上がれなくなっていたようであり、外傷はなく、打撲跡もないが、様子を見ているとのことだった。
そもそも、ベッドはかなり低くなっており、伝い歩きはできることから、独りで起き出して歩いて転んだようである。
電話口で、何度も謝られたのだが、別に誰も悪くないので、謝らないで欲しいと伝えた。
午後にまた電話があった。具合でも悪くなったのかと思った。
今度は、横になっていたソファから落ちた、というのである。
頭部から落ちたので、目の横に痣ができるほどになったとのこと。頭部なので、急変した場合は近くの病院に搬送する予定だという。
介護している人が言うには、今日は、どこかに行かねばならない、とか言い、いつになく落ち着きがなかったとのこと。
午前以上に謝られたが、「こっちは、代わりに世話していただいている」のであって、本人がしたことであるから、みなさんに心配させて大変申し訳ないと伝えた。
電話の後で、今日が送り火を焚く日であると気がついた。
現状を不憫に思って、誰かが連れて行こうと思ったものか。あの世も、「月遅れ」という、現世の都合に合わせてくれているのかと感心したりした。
夕方、行って見ると、天才バガボンのパパのようにハチマキをした、目の横に内出血の跡があるうちのばあさんが居た。様子が面白かったので吾輩が笑うと、本人も笑う。
まともに返ってくるとは思わなかったものの、一応本人に事の次第を問うてみたが、何か理解のできないことばかり話す。何も変わらない。気休めに「落ち着いて行動してくれ」と告げてみると「知っている」と笑っていた。わからん。
午前中、朝5時半の見回りの際、ベッドの横で転倒したらしいとのことであった。起き上がれなくなっていたようであり、外傷はなく、打撲跡もないが、様子を見ているとのことだった。
そもそも、ベッドはかなり低くなっており、伝い歩きはできることから、独りで起き出して歩いて転んだようである。
電話口で、何度も謝られたのだが、別に誰も悪くないので、謝らないで欲しいと伝えた。
午後にまた電話があった。具合でも悪くなったのかと思った。
今度は、横になっていたソファから落ちた、というのである。
頭部から落ちたので、目の横に痣ができるほどになったとのこと。頭部なので、急変した場合は近くの病院に搬送する予定だという。
介護している人が言うには、今日は、どこかに行かねばならない、とか言い、いつになく落ち着きがなかったとのこと。
午前以上に謝られたが、「こっちは、代わりに世話していただいている」のであって、本人がしたことであるから、みなさんに心配させて大変申し訳ないと伝えた。
電話の後で、今日が送り火を焚く日であると気がついた。
現状を不憫に思って、誰かが連れて行こうと思ったものか。あの世も、「月遅れ」という、現世の都合に合わせてくれているのかと感心したりした。
夕方、行って見ると、天才バガボンのパパのようにハチマキをした、目の横に内出血の跡があるうちのばあさんが居た。様子が面白かったので吾輩が笑うと、本人も笑う。
まともに返ってくるとは思わなかったものの、一応本人に事の次第を問うてみたが、何か理解のできないことばかり話す。何も変わらない。気休めに「落ち着いて行動してくれ」と告げてみると「知っている」と笑っていた。わからん。