かんちがい

、かも知れないけど、思いついたことを書いていく、ヤマサキタカシの日記です。

8.セカンドオピニオン先を決める

2017年05月28日 | 舌がん治療
セカンドオピニオンをとってみようかと考え始めたものの、健康保険がきかないので、一回3万とか4万円とかかかるため、手当たり次第に受ける、というわけにもいきません。

本などを読むと、今受けている診療科と同じ診療科でセカンドオピニオンをとっても、同じ答えを得ることが多いので、違う診療科で受けた方がよい、というようなことが書いてあります。


実は、以前から気になっている治療法があることはあるのでした。

小線源治療という、放射線を帯びた針を患部に刺す、というなにやら物騒な治療法なのですが、それだと切らないで治療することができるとのこと。

ただ、副作用で最悪顎の骨が溶けたりすることもある、というようなことも書いていある。

でもまぁ聞いてみないことには始まらないので、これのセカンドオピニオンを一度受けてみようかなぁと思いました。


また、歯の観点からも少し聞いてみたいので、前回書いた白板症の同級生がどこの歯医者に通っているのか聞いてみることにしました。

すると、通っているのは町の小さな歯医者さんなので、逆に、今度大きなところでがんの疑いがないか診てもらおうと思っているとのこと。

ただありがたいことに、前回も少し書いた、口腔外科をやっている彼の友人と、電話で話す機会をセッティングしてくれました。

そこで、一般的な口腔外科の治療について聞くことができました。

口腔外科でもやはり、手術で切除、というのが一般的とのこと。(もちろん、病院にもよると思いますが)

小線源治療についても聞いてみましたが、やはりその最悪顎の骨が溶けるという骨髄炎が心配なので、あまりやらないとのこと。

万が一両親が舌がんになったとしても、手術を勧めると思う、ともおっしゃってくださいました。


でもやはり聞いてみるだけは聞いてみたいので、小線源治療のセカンドオピニオンはとってみることにしました。

それでもその骨髄炎についてよく聞いておかなくちゃいけない、など注意点が分かったので、非常にためになったと思います。
その先生と同級生には感謝感謝です。


小線源治療をやっていると謳っている病院は多いのですが、前立腺がんなどでやっていたりして、舌がんでやっているところはそれほど無いようです。

それでもいくつかは存在しているようで、私は千葉県に住んでいるので、都内にある小線源治療をやっている大学病院のセカンドオピニオンをとってみることにしました。

そこには歯科病院も併設されているようなので、歯の観点でも意見をもらえるかもしれません。

次回は、実際にセカンドオピニオンを受けた様子について書いてみようと思います。



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7.セカンドオピニオンを検討しはじめる

2017年05月21日 | 舌がん治療
しばらく経過観察で様子を見よう、と考えていた私ですが、セカンドオピニオンをとってみよう、と考えるようになります。

セカンドオピニオンとは、ご存知の方も多いと思いますが念のため説明しますと、直訳では「2番目の意見」となり、今受診している診療科・病院以外の医療機関に自分の病気の治療法について意見を求めることです。


きっかけは、小学校の同級生たち4人と年末に飲みに行ったことでした。

「今日は飲めないんだ〜」「え、なんで?」「実は…」みたいな感じで病気について説明すると、その中の一人に「自分も白板症で…」という人がいたのでした。

なんでも歯医者で見つかったそうで、がんではないと言われているとのことでした。歯が当たっているのが原因だろうということで、マウスピースを作って、少しずつ良くなっているとのこと。

ただその時の私は経過観察すると決めていたようなところがあるので、その時は「ふーん、そうなんだ…」みたいに適当に話を合わせていた感じだったと思います。

帰り道にその彼と方向が一緒でしばらく話しながら帰ったのですが、彼には口腔外科の友人もいるということで、「いざとなったらそこに行けばいいよ。大丈夫だよ、良くなるよ!」という言葉をかけてくれて、その心遣いは大変ありがたく感じました。


帰ってから母に、「飲んでいたメンバーに白板症のやつがいたよ」と話すと、「もっと詳しく話を聞いてくれば良かったのに!」と言われ、「でも、聞いたところで…ねぇ。」という感じで、その時の私はあまり他の人の意見を求めていないようなところがありました。


しかし、それから数日が経ち、ふと、「そういえば、耳鼻咽喉科では診てもらってるけど、歯の観点から見てもらったことはないよな…」ということに気付いたのでした。

今の自分は深く考え過ぎてしまっているところがあるけど、セカンドオピニオンをとってみたら、以外と大したことない、ということもありうるよなぁ。

とりあえず聞くだけ聞いてみてもいいんじゃないか?
(健康保険がきかないから高額なのがちときついが…)

と思うようになったのでした。

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6.経過観察の日々

2017年05月03日 | 舌がん治療
その後は、1ヶ月に一回ほどのペースで耳鼻咽喉科に通う日々が続きました。

口の中を見てもらって、触診してもらい、写真撮影をして、特に大きくなってなければまた次回、という流れで毎回サクッと終わりました。

再度強く手術を勧められたらどうしよう、と不安に思い、診察の前は結構気分が重くなりましたが、時折今のまま経過観察で良いか確認はされましたが、最初の時のように強い口調で言われることはもうありませんでした。


また、同時進行として、自分の体を整えて行かなくてはなりません。

とりあえず肝臓の値が悪いので、それをなんとかしたいところです。前の年の健康診断では、γ-GDPは117となっており、要医療のD判定を受けていました。

一応その時に自宅近くの病院を受診したところ、先生は

「まぁ、脂肪肝でしょう。痩せたらもう一度来てください」

とおっしゃいました(笑)
念のため超音波検査もやってもらいましたが、特に異常は認められませんでした。


本などをみると、脂肪肝の原因は決して酒というわけでなく、食べ過ぎが一番の原因ということも書かれていました。

餌を大量に与えてわざと太らせたアヒルかなにかの肝臓は、フォアグラというフランス料理などで使われる食材となりますが、そのアヒルたちは酒を飲んでるわけではありませんからね。

というわけでダイエットに挑戦です。

基本的には職場までバイク通勤をしているのですが、だいたい片道15分ほどかかります。
それを自転車にすると片道30分ほどになるので、結構いい運動になります。

運動不足がたたって体力も落ちており、毎日だと疲れて仕事にならないので、無理のない程度に、週に1、2回くらいできればいいなという感じでやっておりました。

真夏は暑いので少しサボってしまいましたが、半年で3キロぐらい痩せました。


その他に取り組んだことといえば、肝臓に良いとされているウコン茶を、職場に水筒で持って行ったり、夕食後に飲んだりしていました。

もちろん、酒・タバコは前にも書いた通りやらないようにしていました。。

後は、肝臓というよりも癌のためですが、気分を前向きにする、というのは時に難しいので、後ろ向きにはならないように気をつけていました。


それ以外にもがん対策になるとされていることが幾つかありますが、そういうことは特にやりませんでした。
それらのことに対する私の個人的な意見はまた機会を改めて書きたいと思います。

あ、そういえば、うちの母はアロエに絶対的な信仰を持っており、だいたいの病気はアロエで治ると考えています(笑)

実際我が家の小さい花壇はほぼアロエで埋め尽くされているのですが、アロエの皮をむいて小さく切ったものを患部にあてておけというので、夕食後にやっていましたが、結局効果のほどはよく分かりませんでした。

良くも悪くもならなかった感じです。


そんなこんなで、5月からその年の12月くらいまで経過観察の日々が続きました。

経過観察を続けられたのには、2つの要因があったと思います。

まず一つには、上皮内癌であった(と言われていた)こと。
上皮内癌はその名の通り、上皮に留まり浸潤しない癌なので、転移しづらいと言われています。

もう一つには、癌が舌にできたこと。
これは、不幸中の幸いというか、自分で患部を鏡で毎日確認できるのです。
逆に他の器官と違って手術にふみきりにくいのかもしれませんが、自分の中で癌が育っているのではないか、という不安はありませんでした。


その経過観察の間、結局がんは大きくも小さくもなりませんでした。

また、気になる肝臓の数値も、その年の健康診断でD判定からB判定(軽度の異常)にまで落ちました。

自分としては2年間くらいは経過観察を続けてから、その時点で治療についてまた考えようと思っていました。

しかし、考えが変わる転機が訪れることになります。と言うとちょっと大げさですが。




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