かんちがい

、かも知れないけど、思いついたことを書いていく、ヤマサキタカシの日記です。

女性キャラの役割

2020年12月06日 | Weblog
わりとアニメファンなので、今期のアニメもそれなりに見ています。
まぁ一般の人は「今期のアニメ」とかいう単語は使わないでしょうけど(笑)

ただリアルタイムで最新話を見ることはなくて、見逃し配信などをのんびり見る感じです。
そしてもちろん全部の作品をチェックしているわけでもありません。
原作がある場合もあまり読まないです。申し訳ない。


最終話はまだ迎えていませんが、いくつか見た中で特に面白いなぁと思ったのは、「呪術廻戦」です。
やっぱ少年漫画はいいですねぇ〜


ネタバレをなるべくしないように、あらすじをめっちゃ乱暴に書くと、「ナルト」の現代版・リアル版って感じです。
まぁ、「ナルトって何だってばよ!」という方もいらっしゃるとは思いますが…

熱血主人公にクールなライバル、有能で面倒見のいい先生…というところまでは「ナルト」に近いのですが、ちょっと違うのが立場的にはメインヒロインの女の子・釘崎さん。

上の画像で左下に描かれている女の子ですね。


釘崎さん、大変申し訳ないんですが…あまりかわいくない…

「ナルト」のサクラちゃんも怪力だったりしてわりと不遇なヒロインでしたが、それとは比べ物にならないくらいヒロイン感なし(笑)

初対面の第一声が「喜べ男子、紅一点よ」ですからね。自分で言っちゃったよ…っていう。


ま、まぁ、これまでクセの強いヒロインがいなかったわけではありません。
しかし、大抵のアニメではそれを補うかのような「かわいい」女性キャラが登場して、「うおお!こっちがメインヒロインじゃねーか!」とアニメファンたちはざわめくのでした。
もしくは、途中でデレるとかね。

が、しかし!
この「呪術廻戦」では、他に出てくる女性キャラも、クセの強い人ばっかり…
そして、釘崎さん、未だデレる気配なし…

むしろ「かわいい」担当は、おにぎり先輩とかパンダ先輩など、男性陣のような気がします。
 

まぁまだ9話までしか見ていないので、今後どうなるのかは分かりませんが。
高田ちゃんはレギュラーキャラではなさそうだし…


これまで一般的な「物語」における女性キャラの役割は、その物語を一つの「人格」としてみた場合のアニマのイメージなので、「かわいらしさ」や「優しさ」などが表現されることが多かったと思います。
(「アニマ」については前回のブログ記事を読んでいただけると幸いです。)

しかし「呪術廻戦」では、女性キャラにアニマを背負わせないことによって、現代の殺伐とした空気感がリアルに表現されているような気がします。
そしてそれは「呪術」というネガティブなものを扱うには、うまく作用していると思います。

女性キャラ=アニマ、男性キャラ=アニムスという「決まりごと」が崩れてきたのは、ドラゴンボール「Z」の頃からだと思うのですが、それについては長くなりそうなのでまたいずれ書けたらいいなぁと思います。


「呪術廻戦」には他にも、主人公の影(シャドウ)とも言える両面宿儺の存在や、人の負の強い感情が「呪い」として現れてくるという設定など、ユング心理学ファンには美味しい設定がたくさんあるので、これからも注目していきたいと思っています。

もちろん、深く考えずに、お話としても面白いです!
ただグロいシーンなどもありますので、そういうのが苦手な方は閲覧ご注意してくださいませ。

あ、最後に、個人的には釘崎さん嫌いじゃないです(笑)



※画像は全てTVアニメ「呪術廻戦」公式サイトよりスクリーンショットさせていただきました。