昨年もそうだったのですが、やはり日が短くなってくるこの時期は、なんだか気分が乗らないことが多くて、またどうせくだらないブログを書いてもしょうがないよなぁとか思っていたのですが、まぁそれでも書いたほうがいいか、と思ったので書くことにします。
今期の「ぼっち・ざ・ろっく!」というアニメについて、色々思ったことを、ダラダラと書いてみようと思います。
なんで見ようかなと思ったかというと、ふとYouTubeのおすすめに劇中ライブシーンが出てきたことがきっかけでした。
ここでまた小難しいことを考え始めるのが私という人間なのですが、「日本のかっこいいロック」ていうのは、なんで、こういうジャキジャキしたクランチギターなのかなぁと思ってしまいました。ブランキージェットシティとか、ミッシェルガンエレファントとか、「日本のかっこいいロック」はたいていそんなクランチギターというイメージが私の中にあります。
ニルヴァーナが音楽的にやったことについては、ブラックサバスに影響を受けたヘヴィなギターリフをパンクに持ち込んだこと、と言われていますが、あれほどニルヴァーナは売れたのに、日本ではあまりギターリフオリエンテッドで有名なバンドはあまりいないようなイメージがあります。
個人的にはそれほどニルヴァーナに思い入れはないのですが、そこから派生してギターリフに特化した”ストーナーロック”界隈は好きだったので、ちょっと残念な気分なんですよね。
モンスター・マグネットとか、スピリチュアル・べガーズとか、カイアスとか結構好きだったなぁ。
…と、あれこれ考えながらも、少し気になったので、一応1話から「ぼっち・ざ・ろっく!」を見てみることにしました。
話のあらすじを書いてみると、小さい時から陰キャで友達のいなかった後藤ひとり(ぼっち)は、TVに出ていたロックミュージシャンも学生時代に陰キャだったことを知り、ギターを独学ではじめ、ネットではそれなりに知名度を得る。しかし、本当はバンドを組みたいという願いがあり、ひょんなことからバンドに誘われて…という感じです。
第1話は、ぼっちちゃんがタッピングやり始めたり、中学時代はデスメタルにハマっていたりして、おっさん的には良かったのですが、第2話から4話はちょっとよくわからない寸劇が続くなぁっていう感じでした。
性格は真逆であるものの、主人公の髪がピンクで、声優さんの演技もちょっと似て聞こえるような感じで、「ゆるキャン△」を意識して作られたのだろうと思いました。
ただ、ゆるキャン△もだいぶ寸劇の多いアニメだとは思いますが、たいてい大垣かなでしこが繰り広げた寸劇を、リンちゃんなりさくらさんなりがツッコんで着地する、という感じだったのですが、「ぼっち・ざ・ろっく」は、誰もツッコまないで着地点なくフワッとしたまま話が進んでいく、という感じを受けました。
まぁそれでもなんだかんだ見ていたのですが、第5話と第6話は、ぼっちちゃんがちょっと覚醒し始めるので、おお、って感じになりました。
そういえば、ハロルド作石さんの「BECK」というマンガが好きなのですが、秘められた才能を持つ少年が、仲間と共に冒険をしてしだいに覚醒してゆく…という、舞台は音楽ではあるものの正しく少年漫画だったなぁ、と今になって思いました。
第7話はまた寸劇が繰り広げられる感じでした。
第8話は、最初にリンクを貼った動画のシーンが流れる回だったのですが、あのシーンまでのいきさつなどを踏まえてから見ると、酒を飲みながら見ていたこともあり、泣いてましたな。
一曲目の緊張してリズムがちょっとずれたり、声が裏返りそうになったりするところもうまく表現してるなぁと思いました。
そういえば、オレもライブの日に雪が降って、お客さんが二人(うち一人は対バンの人)ってことがあったなぁ、と思い出したりもしました。
あとは、私はそんなにコーラスうまい方じゃないんですが、前はもっと下手で、合わせなきゃ、合わせなきゃ、って思ってたんですが、ある時少しぶつけてみる感じでコーラスしてみたところ、ちょっといい感じになり、あ、なんかコツをつかんだかも、って思ったことも思い出したりしました。
ぼっちちゃんはギブソンのレスポールカスタムと思しきギターを使用しているのですが、ロック界隈でレスポールカスタムを使用している人って、意外とあまりいないような気がします。
真っ先に思い出したのはワイルドハーツのジンジャーで、あれ、ザックワイルドは◎の模様だけど、レスポールカスタムだったっけかな〜という感じでした。
調べてみると、あとはジョン・サイクス、鮎川誠、Toolのアダムとかが使用しているみたいですね。
どちらかと言うとロックではマイナーなイメージのあるレスポールカスタムですけど、女の子におっさんくさいギターを持たせようとかいう意図があったんでしょうかねぇ。
ぼっちちゃんがジンジャーみたくシールをペタペタ貼ってデコレーションし始めたら、神アニメ認定してしまうかもしれませんねぇ。
まぁジンジャーはギターヒーローってよりもソングライターって感じですけどね。
乱暴にいうと、芸術の世界は絵にしても音楽にしても文学にしても、「古今和歌集」(技巧派)と「万葉集」(庶民派)に分けられるような気がしますが、ワイルドハーツは、ビートルズからパンクからモーターヘッドまで「ブリティッシュロックの万葉集」みたいな感じで結構好きでした。
どう見ても口パクですけど、この曲が陰キャの曲って感じなので好きなのと、でもMVではジンジャーがいつものレスポールカスタム持ってないのと、ライブ映像であまり良いのがなかったのと(笑)で下の動画をリンクしておきます。
最後のコーラスがカットされちゃってるのでだいぶ迷いましたが。
そういえば、私は自分で自分のことを陰キャだと思っていたのですが、ぼっちちゃんを見てて、どちらかというと「そうはならんやろ」っていう気持ちが強かったのですが、「分かる」っていう方々も多いみたいなので、私はもしかしたら、やる気のない面倒くさがりというだけで、陰キャじゃないのかもしれません。
という、どうでもいいことを思ったりしました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
今期の「ぼっち・ざ・ろっく!」というアニメについて、色々思ったことを、ダラダラと書いてみようと思います。
なんで見ようかなと思ったかというと、ふとYouTubeのおすすめに劇中ライブシーンが出てきたことがきっかけでした。
ここでまた小難しいことを考え始めるのが私という人間なのですが、「日本のかっこいいロック」ていうのは、なんで、こういうジャキジャキしたクランチギターなのかなぁと思ってしまいました。ブランキージェットシティとか、ミッシェルガンエレファントとか、「日本のかっこいいロック」はたいていそんなクランチギターというイメージが私の中にあります。
ニルヴァーナが音楽的にやったことについては、ブラックサバスに影響を受けたヘヴィなギターリフをパンクに持ち込んだこと、と言われていますが、あれほどニルヴァーナは売れたのに、日本ではあまりギターリフオリエンテッドで有名なバンドはあまりいないようなイメージがあります。
個人的にはそれほどニルヴァーナに思い入れはないのですが、そこから派生してギターリフに特化した”ストーナーロック”界隈は好きだったので、ちょっと残念な気分なんですよね。
モンスター・マグネットとか、スピリチュアル・べガーズとか、カイアスとか結構好きだったなぁ。
…と、あれこれ考えながらも、少し気になったので、一応1話から「ぼっち・ざ・ろっく!」を見てみることにしました。
話のあらすじを書いてみると、小さい時から陰キャで友達のいなかった後藤ひとり(ぼっち)は、TVに出ていたロックミュージシャンも学生時代に陰キャだったことを知り、ギターを独学ではじめ、ネットではそれなりに知名度を得る。しかし、本当はバンドを組みたいという願いがあり、ひょんなことからバンドに誘われて…という感じです。
第1話は、ぼっちちゃんがタッピングやり始めたり、中学時代はデスメタルにハマっていたりして、おっさん的には良かったのですが、第2話から4話はちょっとよくわからない寸劇が続くなぁっていう感じでした。
性格は真逆であるものの、主人公の髪がピンクで、声優さんの演技もちょっと似て聞こえるような感じで、「ゆるキャン△」を意識して作られたのだろうと思いました。
ただ、ゆるキャン△もだいぶ寸劇の多いアニメだとは思いますが、たいてい大垣かなでしこが繰り広げた寸劇を、リンちゃんなりさくらさんなりがツッコんで着地する、という感じだったのですが、「ぼっち・ざ・ろっく」は、誰もツッコまないで着地点なくフワッとしたまま話が進んでいく、という感じを受けました。
まぁそれでもなんだかんだ見ていたのですが、第5話と第6話は、ぼっちちゃんがちょっと覚醒し始めるので、おお、って感じになりました。
そういえば、ハロルド作石さんの「BECK」というマンガが好きなのですが、秘められた才能を持つ少年が、仲間と共に冒険をしてしだいに覚醒してゆく…という、舞台は音楽ではあるものの正しく少年漫画だったなぁ、と今になって思いました。
第7話はまた寸劇が繰り広げられる感じでした。
第8話は、最初にリンクを貼った動画のシーンが流れる回だったのですが、あのシーンまでのいきさつなどを踏まえてから見ると、酒を飲みながら見ていたこともあり、泣いてましたな。
一曲目の緊張してリズムがちょっとずれたり、声が裏返りそうになったりするところもうまく表現してるなぁと思いました。
そういえば、オレもライブの日に雪が降って、お客さんが二人(うち一人は対バンの人)ってことがあったなぁ、と思い出したりもしました。
あとは、私はそんなにコーラスうまい方じゃないんですが、前はもっと下手で、合わせなきゃ、合わせなきゃ、って思ってたんですが、ある時少しぶつけてみる感じでコーラスしてみたところ、ちょっといい感じになり、あ、なんかコツをつかんだかも、って思ったことも思い出したりしました。
ぼっちちゃんはギブソンのレスポールカスタムと思しきギターを使用しているのですが、ロック界隈でレスポールカスタムを使用している人って、意外とあまりいないような気がします。
真っ先に思い出したのはワイルドハーツのジンジャーで、あれ、ザックワイルドは◎の模様だけど、レスポールカスタムだったっけかな〜という感じでした。
調べてみると、あとはジョン・サイクス、鮎川誠、Toolのアダムとかが使用しているみたいですね。
どちらかと言うとロックではマイナーなイメージのあるレスポールカスタムですけど、女の子におっさんくさいギターを持たせようとかいう意図があったんでしょうかねぇ。
ぼっちちゃんがジンジャーみたくシールをペタペタ貼ってデコレーションし始めたら、神アニメ認定してしまうかもしれませんねぇ。
まぁジンジャーはギターヒーローってよりもソングライターって感じですけどね。
乱暴にいうと、芸術の世界は絵にしても音楽にしても文学にしても、「古今和歌集」(技巧派)と「万葉集」(庶民派)に分けられるような気がしますが、ワイルドハーツは、ビートルズからパンクからモーターヘッドまで「ブリティッシュロックの万葉集」みたいな感じで結構好きでした。
どう見ても口パクですけど、この曲が陰キャの曲って感じなので好きなのと、でもMVではジンジャーがいつものレスポールカスタム持ってないのと、ライブ映像であまり良いのがなかったのと(笑)で下の動画をリンクしておきます。
最後のコーラスがカットされちゃってるのでだいぶ迷いましたが。
そういえば、私は自分で自分のことを陰キャだと思っていたのですが、ぼっちちゃんを見てて、どちらかというと「そうはならんやろ」っていう気持ちが強かったのですが、「分かる」っていう方々も多いみたいなので、私はもしかしたら、やる気のない面倒くさがりというだけで、陰キャじゃないのかもしれません。
という、どうでもいいことを思ったりしました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!