かんちがい

、かも知れないけど、思いついたことを書いていく、ヤマサキタカシの日記です。

Colaboの問題からMMTとサブカルチャーを考察する

2023年01月03日 | Weblog
新年明けまして、おめでたい方もそうでない方も、今年もよろしくお願いいたします。

普段はあまり政治や社会のネタは取り上げないので今回は書くかどうか迷ったのですが、年末年始とダラーっとしている中で、今ネットを賑わしているいわゆる「Colabo」の問題について、なんだかちょっと個人的な考えがまとまりそうだったので、書いてみようと思います。

ここで述べることはあくまでも私の憶測や考えでして、私は特に何かの専門家ということはありませんので、読んでいてお気に障る点がありましたら、あーなんか変なこと言ってる奴がいるなぁとスルーしていただければ幸いです。


私は家にテレビがなく、ニュースなどは主にインターネットを通して見ているのですが、それによるとテレビ・新聞などでは不思議なほどこの件は報道されていないということなので、念の為簡単に問題の概要を述べてみたいと思います。
情報量が多すぎるので、今の私の認識では、となります。

マンガやアニメをこよなく愛するアカウントネーム暇空茜さんという方が、以前萌えキャラを使用した地域活性化プロジェクトが炎上したことをきっかけに、炎上の中心的存在となっていた仁藤夢乃さんという方が運営している女性保護の団体「Colabo」について調べてみると、不可解な点があるということで指摘し始めたところ、相手側も誹謗中傷だということで抗議したりと、バッチバチの争いが起きているということのようです。

この点について触れている数少ない「大手メディア」の中で、下の動画が個人的にはなんとなく一番わかりやすいかなぁということで、詳しく知りたいという方はご覧になってみてください。
ただ、ちょっと前の動画なので、今ではもう少し事態が進展しているところもあるのと、「ひまそら」というのが正しい読み方のようです。




普通の一般人であれば、弁護団から提訴されたりしてしまうと引いてしまう所ですが、暇空さんはかつて最高裁まで裁判を戦って勝った経験と、個人としてもかなり資産をお持ちのようで、またカンパもかなりの額が集まっているということ、そして高いIQを武器に、一歩も引かない姿勢を見せています。

かつてはガーシーさんが国会を変えてくれるんじゃないか、というような期待感がネットではありましたが、議員に当選されてからは、YouTubeをBANされたことも影響しているのかもしれませんが、あまり目立った活動が伝わってこない、ということで失望しつつあるところに、新たなヒーローが登場しネット界が沸いている、という印象を受けます。

魔王が少年を叩き潰そうとしたら、実はその少年のステータスはカンストしていて…みたいな厨二展開がリアルで繰り広げられているような感じ、とでもいうのでしょうか。
まぁ暇空さんは40代の男性ということですが。

ただ、暇空さんのトゥイートを追ってみると、彼は「自分の好きなマンガ・アニメ作品」を守ることには全力を注いでいますが、ネット内の「ワイら底辺層」の味方というわけではないようなので、その辺を勘違いしてしまうと、後々勝手に失望することにもなってしまうかもしれないなぁ、と、ふと思いました。まぁ個人の感想です。


個人的にこの騒動について思うことは、私も非正規職員として補助金に関わる仕事を一部しているのですが、完璧には仕事をこなせないこともあり、あぁ、あそこはもうちょっとこうしておけば良かったかな、と思ったりすることもあるので、「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」ということわざからすると、あまり、どちらかの側について応援する、ということはできないかなぁという感想です。

もちろん自分の懐が潤ったり、誰かの便宜を図ったりは決してしていません。

もしColaboに不正が実際にあった場合、特に不正確の「不正」というよりも不正義とかの「不正」が実際に行われていた場合は、しかるべき処置がとられるべきだとは思います。


そして、今回の騒動をきっかけに、日本の「補助金」などの制度については、東京都を含め、大きな変化がこれからは生じていくかもしれません。

コロナのパンデミックが起きて、国民一人につき10万円を配られたあたりから、「MMT」という言葉をよく聞くようになりました。

まぁ私はそんなに詳しくはないので、ここではその説明は特にしないことにします。

「MMT」に関しては、失敗小僧さんという方の考察が個人的にはしっくりきて、それは「日本はMMTを既に実施してきた」というものです。
私には細かい理論のところは分かりませんが、体感的に、あ、なんかそれなら分かるかも、という感じです。

日本は借金がたくさんあるのになぜ潰れないのか、という理由に、いざという時に国の借金は国民総資産で返すことができるから、ということを聞きますが、それってまさにMMTの「国の借金は国民の資産」という理論そのままではないのかなぁと思ったりもします。捉え方が逆というだけで。

ちなみに、日本の借金は2022年度末の予測で1,029兆円になるとのことですが、国民の総資産は2020年末で1京1,892兆円ということです。
結構、総資産あるんすね。もっと国の借金とカツカツくらいなのかと思ってました。

政府債務残高対GDP比をみてみると、日本は世界で見ると堂々の第2位なのですが、1位ベネズエラ、3位ギリシャ、4位スーダン、5位エリトリアといった国と比較すると、あくまでも印象ですが日本は裕福のような気がするので、「国の借金は国民の資産」というMMTの理想がうまくいってしまった稀有な例なのかもしれません。

2ページ目の方です。
世界ランキング「国の借金」トップ30…政府債務残高/政府債務残高対GDP比|資産形成ゴールドオンライン

もちろん、日本が裕福なのは貧しい諸外国から巻き上げてきたという面もあるのかもしれませんが、ちょっとここでは一旦置いておきます。
また、これ以上借金を増やしてもいいのかどうかという問題は、インフレ率とかちょっと私にはよく分からないのでここでは触れないことにします。


世界で見ると裕福な日本ですが、国民一人一人について見てみると、いわゆる「バラマキ」という形で配分が行われることが多かったので、直接恩恵を受けていない人々にとっては、不公平を感じることもあるかもしれません。

業務委託の仕方がちょっと杜撰だったのではないか、文字通り「ばら撒き」だったのではないかということで今回は東京都についても指摘が行われているようです。

暇空さんの中では決着点があるようですが、参戦者も多くなり騒動としては彼一人の問題ではなくなりつつあり、この問題がどのように終結するのか、ちょっと私には想像ができません。

ただ、恩恵を受ける人が偏ってしまうという意味で「バラマキ」の効率は良くないと思いますが、「バラマキ」により日本の経済が回ってきた一面もあると個人的には思うので、全面戦争の先にはさらにガチガチな社会が待ち受けているような気もしてしまいます。

もちろん、あんまり杜撰すぎるのも問題だとは思いますが。

補助金よりも減税すればいい、と言う意見をお持ちの方もいらっしゃるようですが、何か良い方法があるといいなぁと思います。


オタク文化はサブカルチャーであると思いますが、以前はサブカルチャーは「物理的に」住み分けができていたような気がします。
上野のあのあたりにはえっちな映画館がある、とか、萌え絵がバーンと貼ってあるのは秋葉原、みたいな感じだったと思います。

しかし、オタクという「埋蔵金脈」を秋元康が掘り当ててしまったので、金になるオタク文化というサブカルチャーが、公共の場にも姿を現すようになってしまった、という悲劇があるのかもしれません。
(オタクが金になる、っていうことで、ドルオタとアニオタは違う、とかは一旦置いといてね。)

そう考えると、萌えイラストなどに腹を立てる人がいてもまぁ仕方がないような気もします。

音楽で例えれば、デパートとかスーパーのBGMで灰野敬二さんが流れているようなものでしょう。
ちょっと重すぎるかな。平沢進さんにしておこうか。

暇空さんとしては先に攻撃してきたのはあちら側だ、という見解のようですが、あちら側からすると、先にオタク文化の方が公共の場を侵略してきた、という意識なのかも知れません。知らんけど。

もし、お互いに純粋な気持ちのみで争っているのだとしたら、どちらも悪くなく、悪いのは秋元康ということになります(違う)。

最近、なんとなくアニメ版の「蟲師」を見返していて一人で泣いたりしていたのですが、「蟲師」も人間と蟲が不幸にも接触してしまったために起こる切ない物語という感じなので、今回の件もサブカルチャーが公共の場に出てきてしまったために起きた悲劇なのかもしれない、と感じてしまいました。

まぁ本当に裏側に大きな組織や国家等がいるのかも知れませんが、どちらにしても、サブカルチャーは後ろめたいくらいがちょうどいいのではないかなぁ、と思うと同時に、かといって息の根を止める勢いで弾圧されるとそれは反発を招くでしょう、と思ったりします。


蟲師の第12話でぬいという女性蟲師の「おそれや怒りに目をくらまされるな。皆、それぞれが、あるようにあるだけ。逃れられるものからは、知恵ある我々が逃れればいい。」というセリフは、ちょっと考えさせられるなぁと思います。

時には戦わなければならないこともあるかもしれませんし、「皆、それぞれが、あるようにあるだけ。」なのだと思います。



なんだかはっきりしない結論で申し訳ございませんでした。
甘い考えですができるならば誰も傷つけたくないなぁと思うので、これでも、推敲などなんだかんだ書き上げるのに2日ほどかかりました。

最後まで読んでくださってありがとうございました!

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