龍山義弘の武道求道録

人生を通じて、様々な武道や出来事に挑戦する過程を綴っていきます。
「人生はチャレンジ!」 命尽きるまで全力投球!

風賢央が幕下13枚目で全勝優勝!

2024年03月23日 | 春日館道場

大相撲大阪場所で風賢央が、幕下で7戦全勝優勝!

幕下15枚目以上で全勝優勝した力士は、十両昇進の内規があるといわれているので、関取(十両以上)になることが、ほぼ確実となった。

小学5年生の時、春日館相撲道場を初めて訪れた住木厳太少年(後の風賢央)は、151cm、51kgの体格
同級生の女子の水沼ひかるさんが、県小学生大会で男子の中に混じって優勝。わんぱく相撲まつやま場所でも男子の中に入って優勝。「男の子に勝つ女の子」として、マスコミからも注目を集める中、住木は目立った存在ではなかった。

しかし、中学生になってからの2年間で20cmほど、身長が伸びて、メキメキと頭角を現し、野村高校3年時に地元愛媛県での開催となった「えひめ国体」で個人準優勝。

中央大学に入学してからは、相撲部の中で学生トップレベルの上級生に揉まれて、全日本レベルの実力をつけた。

大相撲入りすることを早くから表明して、中央大学相撲部の先輩、押尾川親方(元関脇 豪風)の部屋に入門することになった。

押尾川親方が、入門前に私にいった言葉で印象的だったのは、「私は身体は小さい(168cm)けれど、根性で幕内、関脇まで上がった男です。私が住木は必ず強くします。2年で関取にできなかったら私の責任ですから。」と言語明瞭に力強く言われました。

とかく指導者は強くならなければ、本人の責任と責任逃れを考えがちですが、言葉に強い力と意志を感じました。
押尾川親方の言葉を信じて良かったと思います。

今回も「幕下優勝おめでとうございます。関取になれるまで、指導していただき、ありがとうございました。」と伝えると。

押尾川親方からは「まだまだ上を目指せます。こんなもんじゃないと思います。」との回答をもらいました。

親方の言葉を信じ、類まれな努力家の住木厳太の努力と才能が花開くことを祈ります。

通過点に過ぎない。こんなもんじゃない。


▲大相撲大阪場所(3月)で幕下優勝を決めて、インタビュールームで受け答えする風賢央(かぜけんおう)


▲2011年7月17日 第15回瀬戸内少年相撲大会で春日館相撲道場Aが、団体3位に入賞!
(風賢央は後列、左から3人目)当時、小学6年生


▲2012年 5年後に開催されるえひめ国体に向けて、ターゲットエイジ(中学生の強化選手)に選出された5人のメンバー(右端が風賢央)


▲2013年 高知県宿毛市で行われた中学生大会に出場した中学2年生当時(真ん中が風賢央)


▲2017年に愛媛県西予市で開催された「えひめ国体」で個人準優勝。「よくやった!」と褒め称えるが、本人は納谷(後の王鵬)に個人決勝戦で敗れて不満顔。


▲2022年1月 中央大学4年時に大相撲入りを前にして、野村高校相撲部で初稽古


▲2023年11月 乙亥大相撲で春日館OBの住木(風賢央)、田中(野村高校3年)、浦田(野村高校2年)と撮影



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