FPの胃袋 ~FP・社労士 川部紀子のブログ~

ファイナンシャルプランナー・社会保険労務士 川部紀子の腹の内。

FP・社労士事務所 川部商店

てか、パナマ文書ってなんだ?

2016-05-16 | ブログ
今日はAIR-G'スパクル生出演の日。
テーマは「パナマ文書」

まず、パナマ文書の「パナマ」はパナマ共和国という国。
そこに、法律事務所(モサック・フォンセカという事務所名)があって、
そこの書類データがハッキングされて、外に流出してしまったわけです。

ヤバいと思った法律事務所は、当然被害届を出しますが、
既にその盗まれた情報をマスコミがゲット。
内容を世界中に報道したんです。

漏れた情報を入手して報道なんていいの?と思いますが、
いいか、悪いかは別として、LINEが流失して週刊誌が報道したのと同じですよね。
無いことではないわけです。

で、その法律事務所はちょっと特殊な仕事をしています。
それは、「税金がかからないような会社」を作ってあげるお手伝い。

税金がかからないような会社というのは何かって、、、
日本で会社を作って儲けたら、いっぱい税金がかかりますが、
世界には儲けても税金がかからない国や地域が存在しています。

そう!
税金がかからない国で会社を作ってあげるお手伝いをする法律事務所がモサック・フォンセカなのです!

では、せっかくなので専門用語を覚えちゃいましょう!
★税金がかからない、又は、少ない国や地域のことを「タックスヘイブン」と言います。
タックスは税金、ヘイブンは天国(heaven)という意味のヘブンじゃなくて「避難所(haven)」という意味。
税金天国だったら強烈だけど、税金の避難所ってのも、そのまんまでけっこうすごいネーミング

タックスヘイブンは、パナマ、ケイマン諸島、バージン諸島、モナコとかいろいろです。

で、話を戻すと、
タックスヘイブンに会社を作ってあげる法律事務所の文書が流出したということは、
そういう所に会社を作った人達のリストが流出したのです!

「そこに会社を作るなんて、税金を逃れたかったんじゃないの?」
と、どうしても感じます。。。
超お金持ちしか載ってませんし、
「お金あるなら自国に税金払ってよ!」というのが庶民の正直な気持ちだと思います。

でも、必ずしも法律違反じゃないんです!
だって、OKな国で会社を設立してるわけですから。

もし、「ケイマン諸島に会社作りました!」とか聞いたら、
知っている人なら、「わーを、アレか。」と思っちゃいますけどね
だって、ケイマン諸島ですよ
ちなみに、今回名前が漏れた人達は、「研究のための会社です。」などと回答しているようです。

でも、やっぱり庶民の反感を買いそうです。
そこに訴えるためにマスコミも報道したのかもしれません。
マスコミが本気で動くと、法律が変わることもありますから!

さて、そこで!!!
お金持ちへの悪口を言っても始まらないし、自分がお金持ちになれるわけでもありません。
こういう報道を受けて、お金と知識がある人が得をする事実を知ってほしいと思います!
損をしないためとか、得をするためのお金の知識は身に付けるようにしてもらいたいですね。
夜はお誕生日会でゴチする立場でした。

お金持ちじゃないので、誕生日時期の交代制でちょっといいお食事をしています

札幌グランドホテル4階「ガーデンダイニング 環樂」にて美味しくいただきました。