豊洲市場の地下水の調査結果・・・・・・。やっぱりね、とい感じ。
日本のなんとか調査は、今までのわしの経験からして、ほぼ結果ありきで不都合なデータは恣意的にはずすことが多々ある。昨今は、なんとか委員会(これについては、わしはチェックできているか怪しいと思う)や情報公開等、いろんなチェックがはいるからずいぶん減っているとは思うが、まだまだ残っているもののあるのだろう。
昔は普通にでっち上げ等はやっていた(経験者がいうから本当)というより、いけいけどんどんの世の中の風潮だったし、事業も急がないとならない時代だったというのも一理あった。
だが、世の中は低成長に入ってもいまだに昔の神話がまかりとおっているのか、今回の結果は明らかに、高度成長期のやり方のにおいがぷんぷんする。なんとかして事業を進めて、低成長の世の中で縮小するパイをなんとかして大きくしたいという政財界のハイエナ(今さえよければいいと思っている国民の一部もそうかもしれない)の願望が透けて見える。
今回の調査結果が露呈したということは、国民全部の注目が集まって、おかしなところは自分の責任問題になるから、本当のことを出さざるを得なかったんだろう。さすがに、役人変わり身がはやい。
昔のことは、記憶にない、知らなかった、存ぜぬで逃げ切れると思っているんだろうね。どうせ、今はいない人の問題だからっていうことか?あるいは、昔の調査機関が、採水方法等のやり方が間違っていたって言うのでしょうね。
日本の、いろんな公共事業のうち、新規分野以外のもので今さら事業化しているのは、ほぼ事業化根拠のでっち上げが出発だと思う。どだい、そんなに必要性が高いののなら、そのとき事業化してもう出来ている、金もふんだんにあったのだし。
困ったことに、いまだにこれが日本の姿です。日本が素晴らしい、素晴らしいの神話は一部の頑張った人間が素晴らしかったのであって、国全体のことでは決してありません。