6月17日 散歩で見たエゴの実
エゴの実
エゴノキ科 エゴノキ属 落葉高木
原産地:日本 朝鮮半島 中国 樹高:7~8m 開花期:5~6月
エゴの実は夏から秋にかけて実ります。

7月頃に直径1cm程度の卵形のグリーンの実を枝いっぱいに付けます。
熟すに従い茶色く色付いていき最後には果実が裂けて中から黒に近い
茶色の種子が出ます。エゴの実の果皮にはエゴサポニンと言う
有毒成分が含まれていると言われています。

エゴの果皮ではなく種子は脂質を多く含んでいてヤマガラなど
野鳥が好んで食べるそうです。

エゴノキの名前は果実を食べると苦味が強く喉にえぐ味を感じる事から
付いたと言われます。
他にも別名のロクロギと言う名前はエゴノキの木材がろくろ細工に
使われたことに由来するそうです。

若い実を水中ですりつぶすと白く濁って泡立つ事から昔から石鹸の代わり
として使われてきました。
「シャボンの木」とか「石鹸の木」「サボン」と言った呼び名もあります。

↓ 実と混じってバナナの房の様な奇妙な形の物が混じっています。
これは「エゴノネコアシ」と言います。
何かと言うと「エゴノネコアシアブラムシ」がエゴの木に寄生して細胞が
傷付いてできた「虫こぶ」です。猫の足に似ている事からこの名が付きました。
この房室は長さ約20mm直径5mm程度です。
この中に数十匹もの「エゴノネコアシアブラムシ」の幼虫がいます。
↓2022.7.4 エゴノネコアシアブラムシ

2023.6.17 散歩で見たエゴの実