9月16日 散歩で見た花
オトコエシ(男郎花) 学名:Caprifololiaceae Patrinia
科名/属名:スイカズラ科 オミナエシ属
オトコエシ(男郎花)はオミナエシ(女郎花)と対比させて付けられた名前で
オミナエシに比べて強壮な感じがする事からと言う事です。
山野に良く見られる多年草で実に翼状の丸い小苞が付いています。
白い花を白米(男飯)に見立てて「オトコメシ」訛って「オトコエシ」
因みに「オミナエシ」は黄色い花を栗飯(女飯)に見立てて
「オミナメシ」→「オミナエシ」と言う事です。
生薬名:ハイショウ(敗醤)ハクカハイショウ(白花敗醤)
利用部分:全草根 利用:民間薬 漢方処方 用薬
オトコエシは多年草、花は白色、かっては丘陵帯や山地の草原や道端に
自生していたが近年ではほとんど見かけない。草丈は1m前後で
オミナエシより茎も葉も毛が多く男性的な事からオトコエシの名になった。
花は白色でオミナエシ程たおやかな美しさは感じられない。
薬用植物として「神農本草経」500年にハイショウとしても出ており
オトコエシもオミナエシ同様に消炎や排膿、できもの、浮腫に用いられる
薬効に変わりはない。
江戸時代には2種を特に区別せずハイショウの白花、黄花としていた。
※オトコエシとオミナエシの自然交配による雑種が稀に出来るが
これをオトコオミナエシと称される。
近年
DNA配列に基ずく系統関係から従来とは異なる配列がとられるようになった。
APGによる大分類で1998年に最初の系統的分類APGIが発表されてから改定が
加えられ現在は2009年のAPGⅢが発表されるに至っている。
※その結果オミナエシ科はスイカズラ科に統合されオミナエシ科は消滅した。
薬草と花紀行のホームページより引用
やはり男郎花もあったのですね。
薬用植物と言う事も知りませんでしたので
調べて見ると色々な事がわかって面白いですね!