
「ワニ五郎さん、今日は素晴らしい青空なのに風が強いですなぁ~。しかも冷たい風でございますよ

「はい、左様でやんすね~。せっかくこんなに青空だっていうのに、もったいないでやんすねぇ。

「この強風じゃ、パーク場まではチャリンコでは無理ですなぁ。吹き倒されてしまいますよ(笑)。

「タヌ太郎さん、今日は諦めたほうが佳うござんすよ。風邪を引きに出かけるようなもんでやんすよ(笑)。

「そうですな、今日はよしておきましょうかのう。昨日からの読みかけの本でも、カセットラジオのCDを聞きながら、読書三昧といきましょうかねぇ(笑)。


「おやおや、青とピンクの忘れな草でございますな。こうして見ると、なにか、仲の良い夫婦に見えますなぁ~(笑)。

「タヌ太郎さんのご夫婦みてぇでござんすね。チョンガーのおいらにゃ、わかりませんが、仲の良いことは絵になるってよく、耳にしやすがこうしてみると、花の絵にもなるんでござんすねぇ~(笑)。」
「ワニ五郎さんもいつまでも、独身貴族を気取っていないで、早くかみさんをもらわないと(笑)。

「はい、わかっちゃいるんでござんすが、こればかっしは天のみぞ知るってぇところでございやして、へぇ。

「そうですな、所帯を持つだけが幸せにつながるってことも一概に言えませんからのう。特に、今の不透明な時代、それに加えて未曾有の不景気、いつ勤め先がダウンするかわからん時代ですからのう

「なぁ~に、人生なるようになるでござんすよ。あまり暗いことばかり考えていちゃ、ちっとも楽しくありゃしねぇ。ケ・セラ・セラで、生きてるだけで丸儲けってぇ、そんな気持ちで生きていかなくっちゃねぇ、タヌ太郎さん。
