「ワニ五郎さん、大家さんが昨日、トマトの苗を三個植えましたですよ。」
「そうみたいでやんすねぇ~。でも、確か室内種蒔きでもトマトの種蒔きを確か、していたはず?」
「はい、そうなんですよ。でも、思ったより成長度合いが遅れていて、このままだとその種蒔きのを使うとなると、時期を逸するようなんでございますよ。それで例年のごとく苗を買ってきて、植えたようでございますよ。」
「銘柄は高橋英樹らしいですぜ♪」
「ワニ五郎さん、なんですその、高橋英樹ってぇのは?」
「はい、例の夜叉の面をかぶった時代劇の、ひと~つなんとかっていうあれでやんすよ(笑)。」
「あ~、なあるほど、「桃太郎侍」ですね。つまり、銘柄は「桃太郎」というわけでごじますな(笑)。」
「これはオダマキですな、きれいな色をしておりやすねぇ~♪。」
「はい、ミヤマオダマキも三本植えてあるそうですが、その他にこのオダマキと、白い花が咲くオダマキもあるそうで♪」
「じゃ、五つもオダマキがあるんでござんすね」
「これがその白い花の咲くオダマキでやんすね?まだ、満開にはなっていねぇようで。楽しみでござんしょうねぇ~、大家さん。」
「今朝は晴れてパークを楽しんできた大家さんですが、少し雲ってまいりましたなぁ。3時過ぎころから雨も降り出してくるとか?」
「昨日、トマトの苗を植えておいて正解でしたやんしたねぇ。一昨年までは四つの苗を植えていましたが、去年から三つにしたそうですな。四つだとあまりにも収穫が多すぎるとかで、はい。」
「でも、今やっている室内種蒔きのトマトの種が上手く育ってくれると、それも定植するそうでござんすよ(笑)。うまく、いけばの話でやんすがね(笑)。」