夢色

集めてるもの 見たもの 書きたいものを 思いついた時に。
基本ネタバレ注意。
火月 神の気まぐれ よろずメモ。

<それは降り注ぐシャワーにも似て 大きく息を継ぐ。>

2013-07-02 | 暇つぶし

昨日から調子悪くて12時間寝たら 明け方に腰が痛くて壊れるかと思いました、おはようございます(違
たまーに意味不明に熱出す時があるんだよね~。
大人になると微熱が一番しんどいし
良い子は私みたいに 熱も測らずに熱さましを飲んだりしては いけませぬよ。


先日実家に帰ったら、父がたまたま以前TVで見たという夫婦の話をしてて。
その中で、53歳の同業者(男性)が奥さんに出会った時に送ったメールが、「初めてあなたを見た時に、稲妻に撃たれた気持ちになりました」とか うんたらかんたら だったらしくて。
「最近の女性には、こういうメールを男性が頑張って送らないとだめなんやなぁ」と いたく感心した、とのことだったので、「あーたの娘には逆効果ですことよ」と教えておきました。笑。
そしたら、「お前は難しいやっちゃなぁ~」と、しみじみ言われました。
・・・ほっといてんかー

家に帰る前に 実家のワンコに、『なんでやねん』と『・・・で、おまっ』のツッコミ手を教えておきました。
私の代わりにツッコんでおいてたもれ。


最近また活字ブームで、読んだ本の個人的感想。

*坂木 司さんシリーズ
「ワーキングホリデー」から入ったけど、もっとふざけた感じの話かと思ってたら、かなり面白かった!
そしてそのまま「和菓子のアン」と「切れない糸」と突っ走りました。
それぞれ普段は あまり目立たない職業だと思うんだけど、でも本当は日常を送ることが、それぞれのドラマなんだなぁって。
食事やお菓子の描写がすごく上手。
一話完結風なのも読みやすいし、出てくるキャラがそれぞれ独特で、軽くミステリー調なのが良かったな。
切れない糸は、沢田の決め台詞が各話出てきて、最後のほうは ちょっと鼻につく気がしたけど、それを除けばいっぺんに好きになった作家さんです。

*「夜を守る」 石田衣良
読み始めてしばらくは、話の展開がゆっくりで投げ出しそうになってしまったけど続けてるとどんどん面白くなって、最後まで一気でした。
現実は こんないい人ばっかりやないやろーと思うところもあったけど、小説くらい夢を見たって良い。

*「オサキつくもがみ、うじゃうじゃ」 高橋由太
私この主人公の話、なんかで読んだと思うんだけど、この本じゃないんだよなー。
なんだったっけ・・・。
私、読んだかどうかは、中を見たら絶対分かるのに思い出せん。
軽く時間つぶしに読むには良いけど、話のテンポがちょっと自分とは合わないかな~って感じでリピートはないかな。

*「不良少女」 樋口有介
うーん、、、これも何とか最後まで読んだ、っていう感じでリピートはないなー。
事件を一つ一つ解決するから一話完結なんだけど、個人的に え、その続きはないの?っていうところで終わったりして、結局何が言いたいのか分からない・・・で終わってしまったかな。
女好きな主人公目線での語り口調だから、男の人はこういうハードボイルド小説が好きなのかもしれないけど。。。

*「アイスクリン強し」 畠中 恵
畠中さんの本は、シリーズによって好き嫌いが分かれるんだー。

しゃばけシリーズは、どれも外れなくて大好き。
明るくて楽しい妖たちも好きなんだけど、そんな中に世の中のやりきれない現実とか、割り切れない出来事とか。
そういうものが挟んであって、仄かに切ない気持ちになるところが、スパイスになってる。

同じく まんまことシリーズも、好き。
悪友との仲良し感や、しゃばけシリーズよりも少し年齢が上がった印象の登場人物たちが しゃばけシリーズのお兄さんシリーズって雰囲気。
でもこちらも同じように、理不尽だったり やるせなかったり、そういう日常を挟みながら時間が経っていく。
そんなところが良い。

ゆめつげ、は、好きさ度合いが少し下がって、ちょっと難しいんだよね~。
上記2つのシリーズのスパイスが増量されて、切なくなりすぎる感じ。
嫌いじゃないけど、あまり切ないのも ちょっとなぁ。。。

逆に佐倉聖の事件簿シリーズは、個人的には軽すぎた感じ。
やっぱり昔の時代を描くほうが上手いなって思った次第です。

そんなちょうど間の明治時代が舞台。
スイーツがビスキット、アイスクリン、チヨコレイト と呼ばれている時代のお話。
いい塩梅に登場人物のキャラが立ってて、しかもお菓子の描写が本当においしそうで、素朴な味の”西洋菓子”が食べたくなる!
そんな一冊です。
「若様組まいる」を続けて読んでみたくなりました。

*「花ざかりのローズ」 オルコット
いきなり、どんだけ古い本を持ってくるねん、と突っ込まれると思いますが。笑。
ご存じ「若草物語」を書いた人の本で、これの前の状況の作品「八人のいとこ」が大好きなの。
それを読もうと本棚を漁ってたら、こちらが出てきたという。
・・・八人のいとこは いずこ・・・?

少年少女文学全集に出てくるような、純粋な時代で 子供が子供らしく 大人も大人らしく そして意地悪な叔母さんや優しいおばさん、そういうのが出てくる 素直な小説です。
そして、「英語を訳しました」という雰囲気が満載のレトロな口調です。笑。
そういう垢抜けてない感が好きなんだけど。

母の本なんだけど、勝手に頂戴してきましたw
本自体も茶色に日焼けして古~くなってるんだけど、こういう本を手に取ると幸せな気持ちでいっぱいになる。
田舎の祖父母の家で ずっと本を読んで おやつとか果物やジュースが出てきて 祖父母に大事に大切にされてた思い出で胸いっぱいになるから。
昔はこういう本を読んで、少女がうっとりしてる そんな時代だったんだろうなぁと想像すると、もう自分は戻れないとうい現実に切なくなる。。。
でもこういう素直な本は、後世に残していかないとって思うし、こういう本こそ本当は大人向けなんだよね~。

*「少年陰陽師 異邦の影」 結城光流
単純に、陰陽師系、好き。笑。
これは安倍晴明の孫のお話で、シリーズもので今後いろいろと起きていくみたいですが。
1巻ということで、さくさくっと読めるお話。
中高生の頃によく読んでたタイプの小説で、なんか懐かしい気持ちに。
たまには良いね。

*「螺旋迷宮」 海堂尊
満を持して やっと手を付けた、という感じ。
バチスタシリーズは 時系列と登場人物がいっぱい交錯するから、気合入れてまとめて読まないと分からなくなるんだよ~
積読が増えて行ってきたから、そろそろどれか読まないと 何を買ってて どれがまだ持ってないのか分からなくなっちゃって
これも間違えてダブって買ってしまったぶん
読み始めると止まらなくなるから、時間まとめて取れるときじゃないと手が付けられないし。

違う話で最後に少しかすったエピソードが、ここにつながるのか!って感じで、こういう小説シリーズの書き方は好き。
でも気を抜くと置いて行かれる
さて、次々読んで行かないと~と思いつつ、まだ次を手に取れてないです。あぅ~。


まだまだ、読みたい本がいっぱい。
そんなところで、また頭がふわふわしてきたので、そろそろ休みます