日付が変わる頃
泣いてるはずの私 背中合わせにもう一人
艶やかな唇が 弧を描いて───
リン と糸が切れる音
世界は入れ替わる
放たれた弾丸 真赤に貫いて
生暖かな闇に堕ちてゆく
限界探して どこまでも潜ってゆく
外れたネジが この手すり抜けていくの
リセットボタンなんて 見つかりゃしない
待ち受けるのは 一面覆いつくす声
絡めとられる体躯が 同じコトバばかり繰り返して
跳ね返っては嘲笑うだけなのに
冷えた月が逃げ道に誘うの
幾重もの扉に映るのは 無数の私
どれがホントの私? 総てが私
砕け散った後に 残るのは2つだけ
理想 と 現実
正論しかない明日なんて 笑えない
理想に燃える夜明けなんて 来なくていい
夜にしか絵描けない真実は
本当に幸せ?
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