次いで、出島へ行きました。
・・・実は、私、教科書で習った時のイメージしかなかったから、初めに見た時は、全然わからなかったんだー
前日ちんちん電車で通りながら、「・・・・・・?! もしかして、これ、、、出島?!」ってなった(笑)
普通に町中にあるんだね・・・
もともとの出島から、川の流れを変えて今の出島があるみたいで、これからもう一度工事して、もとの形に戻すみたい。
道路にあるマーキング。 四角いところが本来の出島があった位置。
波に千鳥の紋。
入ったところにモニュメントと、 出島のミニチュア模型がありました。
旧出島神学校が見えます。
お庭には、シーボルトの里帰り植物が何種類かありました。
日時計とか、 大砲も。
本来の出島は、この表門だけで出入りしてたそうです。
中では商人が商いをすることが出来ないため、出入りする遊女などに頼んで、流行りの物とか食事の事とか色々と情報収集してたんだって。
遊女も、着物の袂にお菓子をコッソリ忍ばせて持って帰って来たリ。
中は色んな資料館になってました。
食事や生活の様子。
綺麗な壁紙の模様。
門番さんと記念撮影したり(笑)
外壁はこういう石のまだら模様になってました。
グラバー園でも思ったけど、この青磁っぽい青色って、なかなか日本の建築物には使わないから、不思議な感じ。
そういや、N.Y.のビルはこういう色が多かったな~。
輸入品の砂糖を測る大きな測り。
長崎で思ったのは、とっても面白くて不思議な街だなってこと。
キリスト教とかオランダの西洋の文化。
寺社も点在してる日本の和の文化。
そして、中華街や中華風なお寺に見られる、中華圏の文化。
この3つがごちゃ混ぜになって存在してる感じ。
それを、「和」「華」「蘭」・・・・「わ」「か」「らん」・・・わからん・・・分からん!というそうです。笑。
ごちゃ混ぜ ちゃんぽんして混乱してる様子が、「分からん」なんだって。
分からんって、関西弁だと思ってた(笑)
ということで、次は国宝の門があるという「崇福寺」へ。
長崎に居る唐人の要望で建てた中華式のお寺なので、日本のお寺とは全然違います。
屋根も中華風。
三門の前には白人さんがいっぱいツアーで来られてて、でも白人さんってちゃんと気遣い出来る人が多いんだよね(笑)
諏訪神社でも相変わらずアジア系の観光客は、参道の階段に大人数で座って陣取ったりとかしてホント迷惑だったんだけど、白人さん達お互いに声かけあって譲ってくれたり、代わりに写真撮ってあげたりした。
門の天井にも年季の入った龍の絵が残っていたり。
掛かっている「聖壽山」の額は、隠元禅師の筆だそう。
この隠元禅師が日本に持ってきたのが・・・インゲン豆なんだってさ
続いて、こちらが国宝の「第一峰門」
「四手先三葉」という組木みたいな造りは、中国のほうでも珍しいんだって。
軒下には、縁起の良い吉祥模様が色鮮やかに残っています。
門戸には、蝙蝠と牡丹の花。
この境内にある大釜は、NHK大河の龍馬伝でも映ったんだって。
その時のロケの話を、売店のおばあちゃんが延々と話してくれたけどすみません、私先にお参りがしたい・・・(しかもまちゃファンではない)
ロケ中にまちゃと写真撮らせてくれなかったとか、放送後にまちゃファンがいっぱいきたとか、どうのこうの・・・ってめっちゃ話してた
大雄宝殿も国宝です。
「逆凝宝珠束」という、良く橋の欄干で見るような形のものが、軒下に逆さまについています。
黄檗宗の建物に特徴的だそう。
こんなに大きな「魚板」
魚は目をいつも開いてるから、惰眠を貪るなという戒めの意味があるらしい・・・
ぎょえー いつも半分寝てる私にはツライ(笑)
海を渡って日本に来る船を守ってもらうための 媽姐を祀ったお堂や、関聖帝を祀ったお堂など、中国のお寺だったです。
グラバー園に行く前に、孔子廟を車窓から眺めて。
次は西洋を見に行きます。
・・・の前に、一瞬 思案橋を通って丸山公園にある龍馬像を。
こちらの龍馬像は、袂に手は入れておらず、右手に懐中時計、左手に刀、ブーツを履いています。
さ、そしてこちらがオランダ坂。
・・・ほんとにねー、長崎市内はホントに坂が多い!!!
大きな通りのすぐ横が、急な坂!
だから自転車をあまり乗らないんだって・・・
坂が急すぎて、私が車運転したらコロコロと転がっていきそうで(笑)
こちらから大浦天主堂へ向かいます。
綺麗な花も咲いてました。
信徒発見のレリーフがここでも。
大浦天主堂は、正式には「日本二十六聖殉教者天主堂」と言い、さきほどの殉教した二十六聖人に捧げるために建てられたものです。
入り口正面のマリア様。優しくて凛とした お顔。
新しく聖母に捧げられたものではなく、もともと日本の教会は聖母の加護のもとにあったんだというプチジャン神父の言葉から、「日本之聖母像」と言われています。
足には悪魔の化身のヘビを踏みつけています。
教会の横を通る「祈念坂」は、映画「解夏」のロケ地にもなりました。
フェンス越しですが・・・
よく遠藤周作先生が好んで歩かれていたそうです。
運転手さんは小さい頃、よく先生にお会いしたらしい
教会内には、信徒発見の時に「サンタ・マリアの御像はどこですか?」と聞いたその聖母子像だったり、綺麗で素朴なステンドグラスが一面にはめられています。
教会を出て、 旧羅典神学校の横を通ると、グラバー園に行けます。
グラバー園も広かった~
壁の模様は、オペラのお蝶婦人の楽譜になってる泉の広場。
綺麗なお花もたくさん
出島でもあったように、壁の色が日本ではあまり見かけない色合いです。
温室には・・・ 可愛らしい狛犬があり、この狛犬がキリンビールのアイコンの麒麟のモデルとなったと言われてます。
グラバー夫人部屋の廊下の天井には、 なんと隠し部屋があり、倒幕派志士を匿ったとも言われているそうです。
武器商人としての裏の顔もあるグラバーさん。
ちかくに大きな樹齢300年のソテツも。
そして、グラバー園には、3つのハートが隠されていました! 1つ目~
2つ目~
3つ目は、長崎伝統芸能館を抜けた先の、売店のテラスに出るとあります
伝統芸能館には、長崎くんちで実際に使われる龍踊りの白龍や青龍、そして各町の奉納踊りを先導する「傘鉾」が展示されています。
大きい阿蘭陀船や南蛮船などそれぞれ一つずつ違っていて、持ち回りで各町で曳くそうです。
提灯がそれぞれの町名になってます。
子供用の子クジラもあって、これは中に子供が入って潮を吹き上げるんだって可愛い~
お祭りの時には、「準備が出来てますよ~」と、それぞれの家でお披露目をする。
そして、 実際に使われる龍たち。こちらも子供用のチビ龍が
運転手さんには、お願いしていた時間よりも大分と延長をお願いして色々と連れて回っていただきました!
いろんなお話や穴場スポットも教えてもらったし、キリスト教の方に案内して頂いて、勉強になりました。
うちは両親ともに仏教だけども、幼稚園がキリスト教だったみたいで、今でも教会に入るときは「天と子と精霊の御名において、アーメン」とやるから、私もやるし、でも運転手さんはそれを知って驚いてた(笑)
「アーメン」は、「きっとそうなりますように」というお祈りの言葉だって
本当は、何かを信じ、自分も愛する人たちも皆が幸せになれるように想う気持ちは、どんな宗教だって同じなんだけどね。。。
運転手さんには、本当にお世話になりました!
グラバー園を出たところでお別れ。
最後に車に張り出してた名前の紙を記念に下さいました(笑)
グラバー園を出たところで、売却物件が
グラバー通りをブラブラとして、お土産物屋さん入ったり・・・お昼御飯がまだだったけど、大分時間過ぎてて、夜は卓袱料理に行くことが決まってたから
角煮まんじゅうのお店「岩崎本舗」で、小腹を満たす
・・・って! この角煮まんじゅう、超絶美味しかった!!!
私、魚もお肉も脂身が苦手で、沖縄でも角煮食べたけどあの脂身がちょっと苦手で、寧ろ煮込んだタレだけで良い・・・って思う事もあったんだけど(笑)
ここの角煮、めちゃくちゃ美味しいんだって!
苦手な私が言うくらいだから(笑)あと3つくらい食べられるって! ←やめなさいw
角煮を挟む蒸しパンもフワフワモチモチ
もう是非是非!一度食べてください!
そしてこちらの、角煮を刻んだ「長崎角煮まぶし」を あったかホクホクの白ご飯と一緒に食べると、天国です(`・ω・´)
こちらもぜひ(笑)
グラバー園の入り口の方に辿り着きました。
もうそろそろ足がパンパン
卓袱料理のお店に行くまでに、どこか座ってお茶したい~ということで、ちんちん電車で駅に出る事にしました。
長崎市内の路面電車は、全国のいろんなところの車両を譲り受けてることもあるそうです。
乗った車両に、履歴書みたいなのが貼ってあるのもあったよ
切符には日付も。
駅のA/Tでアフタヌーンティーセットをシェアしました ・・・でも正直頼みすぎたかも(笑)
休憩した後は、お店に向かいます。
駅前にあるポストには、可愛い長崎くんちのイラスト。
駅前の大きな陸橋では、市内の名所がタイルでその方角に寄せて示されています。
こういうの好き( ´艸`)
ちんちん電車の車両にも色々なタイプがあって、 ちょっとハイテク風味なカッコいいものや、
いかにもちんちん電車!みたいな車両が、3方向連続して到着(笑)
長崎くんちのイラストが描いてるものも。
駅のホームには、 紫陽花、和名:おたくさ のステンドグラスを模したデザイン。
もう一度出島の前を通りました。
で、まだ終わらない事に気づいて、つづく・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます