昨年10月より、どんぐり、紅葉、春の七草とリーフレットを作成し、ファイルデータを配布してきましたが、今回は「横浜の水道水源地を訪ねる小さな旅①」を作成、配布します。
著作権は私にあり、商用(実費以外で有料とすること)や無断での改変(切り取り使用など)は禁止しますが、環境学習目的で自由にプリント、コピーし、ご利用いただけるように作成、配布しています。
下記のリンクよりダウンロードしてお使いください。
昨年10月より、どんぐり、紅葉、春の七草とリーフレットを作成し、ファイルデータを配布してきましたが、今回は「横浜の水道水源地を訪ねる小さな旅①」を作成、配布します。
著作権は私にあり、商用(実費以外で有料とすること)や無断での改変(切り取り使用など)は禁止しますが、環境学習目的で自由にプリント、コピーし、ご利用いただけるように作成、配布しています。
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自然環境は 私たち人間にとっても、切っても切れないほど 大切なもの。 なくてはならないものです 。
そう言っても 、とても便利な生活をしている今の私たちにとってはピンとこない かもしれませんが、 その理由はとても簡単なことです。
私たち 人間も 地球上の 生命の一つで 、 地球の自然環境 と切り離された単独の状態では 決して生きることは できないから です。
人の体もその生命現象は 他の生き物たちと同じように 自然環境と連動しています。 私たちは 空気を吸ったり吐いたりして呼吸をしますし 、水も飲み 食べ物も食べます。 エアコンなどで温度や湿度を調整したり 水道料金を払って 水道の蛇口から 水が出てきたり お店に行って パックに入った 食べ物を 買ってきたりするために 人間が作り管理されているもののように 見えるだけです。 おおもとは みな 自然環境から来ているもの。 自然の恵みによるものです。
食べたものは、 タンパク質 、糖質、 脂質 といった 分子レベル の栄養素 にまで分解され、 血液とともに 体の隅々にまで運ばれます 。分解する時にも栄養素が 運ばれる 時にも 、媒体となるのは水です 。 水分は 汗となって 皮膚から出て 体温調節のためにも使われます 。 その体温調節も 皮膚が外気と触れていないと 行われることができません 。
私たちはトイレに行って排泄をしますが この排泄物も 下水処理場で処理されるという形をとっていますが、 自然界の 微生物たちによって分解されています。
自然は自然なので 人間の為に働いてやろうとか、 一生懸命労働しようとかいった意思はなく、 ただそのように動いているだけかもしれませんが 、それによって私達が受ける恩恵は 計り知れません。
自然環境というのは 地球の地球らしい環境そのものです。 地球上の生きものたちは、みなその恩恵を受けています。 それにも関わらず 近年では 多くの人が 自然や生きものたちを 嫌い、 なくなった方がいい。いなくなった方が良いと考えているようです。 このことが 緑の減少や野生生物を絶滅へと追いやるなど、環境危機に拍車をかけていることは間違いないでしょう。
自然環境と共存する姿勢を持とうとする人が増えてくれれば良いのになと思う次第です。
自然観察のことを 単に 自然や生き物たちが好きな人たちの 趣味とか楽しみ という程度にしか 考えていなかったとしたら、それは大きな間違い です。
自然観察は 今の環境危機の時代に 生きる私たちにとって 、自然環境やその中で生きている 生き物たちと親しみ 、一定レベルの 理解や愛着を持つための 手段 なのです。 それは環境学習だとか 自然体験学習と位置付けることもできるかもしれません。
地球温暖化にしても 海洋プラスチックごみ問題にしても それによって 地球の環境を 壊したり汚染したりして 多くの生き物たちを死へ 追いやったり生態系を壊していることに問題があります。 けれどもそれは 温暖化やプラスチックゴミに 限られた話ではなく 色々な形で 私たちは 自然を壊しています。 温暖化やプラスチックごみ問題が 解決されたとしても 他の問題が たくさんあったら 同じことのはずです。
特に温暖化が環境問題としてよく取り上げられるのは こうした他の問題から 目を そらせる ためのよう に感じられて なりません。
私たち日本人は もともと 縄文時代から 自然環境と共存した持続可能な ライフスタイル、 社会を 持っていた 農耕民族です。 戦後の高度経済成長が 過ぎても 昭和の時代が終わるまでは 横浜でもこうした暮らしが残っていました。 そしてこうした暮らしがあったからこそ 自然や生き物たちに対する一定の理解や愛着が 示されていました。
ところが 令和になってからは 一変してしまった感じがあります。 一変したというよりそれまで 少しずつ変化してきたものがいっぺんに吹き出したのかもしれませんが 、私たちの多くは 自然や生き物たちを 汚いとか気持ち悪いとかばかり言うようになり、まるで ゴミや危険物 のように扱うようになってしまったのです。
これは非常に残念なことですし、 温暖化ガスの排出よりもむしろ深刻な問題に思います。
私も長年自然観察会などを行なってきて、このように時代の変化を感じていますが、 これからも自然や自然と共存することの大切さを自然観察会を通して お伝えしていきたいと思います。
大切なことなので最後にもう一度。
自然観察は 今の時代に生きる私たちが 自然や生き物たちと 接して、 理解や愛着を持つようになりための 手段です 。 それは 自然と共存する 持続可能な社会づくりのためには 欠かせない 土台となる不可欠なものです。 みなさんが自然観察をとおして この地球上で 色々な生き物たちと ともに、 この時を 同じ 地球の環境で 一緒に生きていることに 嬉しさや喜びを 感じられますように。
このブログのタイトルは「菊名エコクラブblog」となっていますが、ここ3~4年は個人名で活動しています。
それと同時に鶴見区にある神奈川県立三ツ池公園での活動を主体とし、昨年から野草の保護に力を入れています。
現地での実際の活動を推し進めていることもあって、なかなかブログの更新に時間を割けない状態が続いております。
もし、野草の保護に関心をお持ちの方がいらっしゃったら、時間の会う時にご案内はできますので、下記までご連絡ください。
お手伝いいただけることがあるかもしれませんし、野草についての勉強にもなります。
よろしくお願いいたします。
kec_tm@yahoo.co.jp
以前は図鑑などの執筆されている地元の先生にお願いして顧問になっていただいていましたが、その先生がお亡くなりになってからは、「菊名エコクラブ」というよりも「㈶日本自然保護協会認定の自然観察指導員・松田照之」として個人で活動することが多くなっています。
会として活動していた時も、個人で活動するようになってからも、目的は変わりません。
それは自然環境保全(自然を守ること・大切にすること)につながり、参加者の皆さんにも喜んでいただくことです。
皆さんに喜んでいただくというだけでは、自然を大切にすることにはつながらないかもしれません。
反対に自然を大切にしようとし過ぎて、難しいことや厳しすぎることを押し付けても皆さんは楽しめないと思います。
この二つを両立すること。バランスが大切だと考えています。
そのため毎年6月に行なっている「プールのヤゴ救出」については、本当に救出の意味があるので、みなさんに持ち帰っていただきトンボになるまで飼育していただいています。
ですが今回の「真夏の夜の自然探検」では、綱島公園の森や草原という生息環境がちゃんとあるので救出する必要がなく、生きものたちを持ち帰ってしまうことで綱島公園に生息する生きものたちが減少してしまう心配があります。
これでは自然を守る・大切にすることにはつながりませんので、今回のこの活動では生きものたちの持ち帰りはしないことにしているとともに、他にもいくつかの注意点を設けさせていただいています。