朝のニュースを見ました。全国各地で大変なことになっていますね。
3・11の後日のこと、何が起こったのか、どうなっているのかが心配で、テレビの報道などに釘付けになったことを思い出します。
あの頃、これからは物質的豊かさよりも精神的な豊かさが大切になる、求められるようになると言われ、多くの人たちもそのような気持ちになっていたことと思います。
3・11は私たち日本人にとって大きな教訓であり、私たちの生活の仕方などについて反省しなければならない部分も多くあることを示唆していたように感じています。
今回もそうではないでしょうか。
大型台風の発生が増え、日本を直撃するようになるということは、温暖化の影響の一つとして1980年代から予測されていました。
温暖化は私たち一人一人の寿命から見たら長期的な変化であり、急速な変化ではありません。
だから、自分と子供の代だけ普通の暮らしができれば良い。孫の代、ひ孫の代なんて、そんな先まで考えっこないと公言するような人たちもいます。
でも、そのような考え方はあまりにもひどく、聞いていて悲しくなります。
私たちは地球の自然の恵みによって生きています。
直接的には経済という、労働と収入と購買といったしくみのなかで生活していますが、大気の状態(気温や湿度)、水の循環(雨→川→海→雲→雨)、四季の変化、そしてそれらの自然の動きの中で生きる様々な生きものたちにより、自然の恵みが生まれます。
その、自然の恵みによって私たちも生きているのです。
私は今日、朝ごはんに、イワシの干物、みそ汁、納豆、卵を食べ、麦茶を飲みました。
これらはもちろん人間の労働も関わっていますが、自然の動きや生きものたちによりもたらされたものです。
水と緑と生命の星、地球・・・。
この美しく素晴らしい星に生まれ、その恵みを受けて生きられるというだけでも、幸せなことではないでしょうか。
これからは15号19号のような大型で強い勢力を持った台風が、年に何度も日本を直撃するようになるのでしょう。
地球温暖化は、予測よりも早く進んでいるという話もあります。
でも、それでも・・・私たちは地球を、地球の、水と緑と生命の星としての環境を大切にしていく必要があるのではないでしょうか。