昨日2020年6月21日の日曜日は予定していたとおり、東横線綱島駅の近くにある綱島公園で「プールのヤゴ救出」を行いました。
ちなみにヤゴとはトンボの幼虫のことです。
「プールのヤゴ救出」とは、野外プールの準備の時期に全国的に行われている環境活動です。
毎年、夏が終わってプールのシーズンが終わると、トンボの仲間が産卵のために飛来するなど、色々な水辺の生きものたちが棲みつくようになります。
それがプール開きの時期になると、プールの清掃のため、生きものたちもろともゴミ扱いされて流されたり捨てられたりしてしまいます。
これは生きものたちに対してあんまりだということで、全国的に色々な団体などによって行われるようになったのが「プールのヤゴ救出」です。
今年はコロナ渦にあり、横浜市のプール運営は中止。
しかしながらプールの保守点検のため清掃だけは行うそうです。
もし清掃を行わない場合でも、プールは羽化(幼虫が脱皮して成虫になrこと)しにくい環境のため、多くのヤゴがトンボになる途中で命を落としてしまいます。
野外での活動ですが、ソーシャルディスタンスやマスク着用を呼びかけて、活動しました。
綱島公園でのヤゴ救出の様子(2020年 6月21日)
子供たちが「採れたよ~!」と見せに来てくれました。
参加者のほぼ全員家族連れで、大人と子供合わせて60人くらいでした。
活動翌日、さっそく参加者の方から報告をいただきました。
以下、お送りいただいたメッセージと写真を紹介させていただきます。
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今朝、早速5匹の羽化を確認でき、
家族で盛り上がりました。
コロナ渦で色々ある中ですが、
しばらくはヤゴたちからパワーを
もらって、日々の生活をがんばることが
できそうです。
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最近あまり環境関連の報道がありません。
ですが4月にはアースデーが、5月にはみどりの日があり、6月は環境月間なのです。
また2020年は生物多様性国家戦略2010~2020の最終年に当たります。
コロナ渦で色々なことが社会問題となっていますがが、自然環境も大事です。
自然環境やその中の生きものたちとふれあうことは、私たちに、本来の生きようとする力を思い起こさせてくれるのではないでしょうか。
生物多様性という言葉も示しているとおり、色々な生きものたちが最大限に共存共栄することが大切なのではないかと思います。
次回は7月下旬の連休のころに、同じく綱島公園で「夜の自然探検」(夜の自然観察会)を行なう予定です。