真夏の夜の自然探検は、真夏の夜の森の中に入っていく自然観察会です。そこでは真夏の夜の森で活動する生きものたちに出逢えます。
プールのヤゴ救出の時のように生きものは持ち帰らないでください。ヤゴ救出ではプールが清掃されてしまうため持ち帰っていただき、お家で育ててもらって羽化の様子を観察していただくことを目標としていましたが、夜の自然探検はヤゴ救出とは目的が違います。
①夜、②森の中で、③どんな生きものたちがいて、④何をしているのかということを、⑤私たちも彼らの棲んでいるのと同じ環境の中に入って観察するのが目標です。
そして、これらの目標を一つ一つ行なうことによって、私たちもこの観察会の間だけは、夜の森の中の生きものたちと同じ自然環境の中で、同じ時を過ごすというのが、この活動の目的なのです。
自然とふれあう方法は色々とあり、ふれあう人によってどのようにもなります。中にはカブトムシやクワガタを捕まえるだけの目的で来る人たちもいます。またセミの幼虫を捕まえて家でセミの成虫に羽化するところを観察しようという人もいます。
けれども、私がみなさんをお誘いして行ないたいのは、私たち自身も自然の生きものたちと一緒になって同じ森の中で同じ時を過ごすこと。そして、それによって私たち人間も含めてみんな地球の生きものなのだなぁといった自然との一体感とか、昼間見る森とは全く違って見えたりとなど、身近な自然を違った角度から体験していただくことです。