風の声

想いつくまま

それでもGoToに固執する

2020年12月10日 | 日記
コロナ感染の地方での拡大が止まらない。
北海道旭川の事態はどこの地方都市でも起こり得ること。

専門家らはGoToを一時停止すべきだと訴える。
だが、菅総理は経済優先を口実に、自身が推進してきたGoToを意固地に続ける。

「税金を遣って旅行で遊べ」とアクセルを踏みながら、いくら「勝負の3週間」と言ってみても、メッセージ効果はまったくない。そんな矛盾したことをやるから緊張感の無い一部の人たちは気を緩ませ遊び歩く。

菅総理は「GoToが感染拡大させたエビデンスがない」と繰り返す。だが、「GoToがさせていない」というエビデンスもない。そもそも政府のGoTo関連の感染数の調査自体が観光庁集計を根拠にしたあいまいなもの。「エビデンスがない」などと言えるものではない。

しかも、エビデンスだと言っていたのに、東大研究チームのGoToとのエビデンスが発表されるや、今度は「査読がない」と大臣らが口を揃えていちゃもんを付ける。要は菅総理の肝入りのGoToを得意の忖度で中止したくないだけ。

一端はおさまっていた地方に再感染が拡大したのはGoTo後のことであり、GoToキャンペーンが始まって、多くの国民が警戒心を緩め動きだした。GoToが与えた気の緩みへの影響は計り知れない。

だからこそ、専門家はGoToを止めることで、政府自身が警戒メッセージを高めるべきだとしているのだ。

気温と湿度が下がりウイルスが活性化する冬場。どんな展開になるかは予測できない。気候の先を行く北海道の医療が危機にあることが、全国のこの先を予見している。

それなのに、春先や夏場に感染拡大を乗り越えられたから、今回も何とかなると菅総理は思っているのだろう。

菅総理の意固地にGoToに固執する性格が、危機に対応する柔軟性を失わせる。

この前、「愚かな大将、敵より怖い」とブログに書いたら、友人が「馬鹿な大将、敵より怖い」が正しいと言ってきた。なんとも辛辣な格言だ。

馬鹿な大将敵より怖い、メディアもトップリーダーとしての資質を疑いだした。





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