風の声

想いつくまま

やってみせねば人は動かじ

2020年12月20日 | 日記
「勝負の3週間」に敗北した政府。
口先だけでは国民の心に届かなかった。
あの時点でGoTo停止のメッセージ性の強い対策をとっていれば違う年末年始だった。

大人数の忘年会で顰蹙を買った菅総理。懲りもせず連日の会食をはしごする。
そんなシーンを見せられ国民はしらけてしまう。無警戒な層はますます動き回る。

菅総理の連日連夜の会食は官房長官時代からの癖。そのまんまをやっている。
総理を支える黒子役としての諜報は、それなりに政権維持へ有益だったのだろう。
だが、トップに立った今、ナンバー2だけ演じていてはナンバー1不在の政権になる。

表に立つ総理の役と、黒子の官房長官の役をひとりでやろうとしても無理な話だ。

そもそも総理になる志しや準備が本当にあったのだろうか。
石破封じのために派閥に担がれ、棚からぼた餅で転がり込んできた総理の椅子だった。
自分の言葉を持たないことからも志や国家観のなさが気になる。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」
名将と呼ばれた連合艦隊を率いた山本五十六の言葉だ。
先ずは「やってみせ」る。そこにトップリーダーとして重きを置いた名将。

疑惑のデパートを「やってみせ」た安倍。
それを真似るように党内から数々の逮捕者を出し、新たな疑惑がなおも噴出している。

そして、連夜の飲み会を「やってみせ」ながら政府のコロナ対策の指揮をとる菅総理。

安倍も菅も「やってみせる」ことをはき違えている。








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