衆議院選挙戦も数時間を残すのみ。
今回の選挙のおかしな特徴は、政権を中途で投げ出した安倍と菅政権の9年間を審判するというけったいな選挙戦になっていること。まったく実績のない岸田内閣は評価のしようがないからだ。
日銀に介入させ株価だけを釣り上げ、金持ちを大金持ちにし経済格差を拡大させてきたアベノミクスへの審判。安倍自身がモリカケサクラケンジと疑惑のデパートだったり、逮捕者を次々出したカジノ汚職、農水大臣汚職、さらに河井夫妻の巨額買収事件などカネと政治への審判。菅政権の説明しない政治への審判だ。
安倍菅政権の数々の不正をごまかすために、総理の顔をかえてご祝儀人気があるうちに選挙をやるというのが今回の選挙というわけで、けったいな選挙が明日決着を見る。
選挙戦が盛り上がらないのも、そんなおかしなトリックのせいだ。
与党の圧倒的な議席数という数の力で、疑惑を揉み消し、不正も反省することなく闇に葬ってきた9年間を、忘れやすい国民性の有権者はどう審判するのだろうか。
せめて、国会に緊張感を回復させるために、バランスの良い与野党の議席数になることを願いたい。
この国の主権者である証の「1票」を、明日投じに行く。