それぞれのドラマがあった8日の天体ショーだったようだ。
カメラ好きで天体観察が趣味の友人は、天体望遠鏡で天王星食を鮮明に捉えていた。グループLINEにアップされた見事なショットは流石だ。
今日、延命寺を訪ねると、「ちょうど毎月8日の護摩で、炎のむこうに浮かぶ月にむけ、煙が昇っていきました」と、住職の話しだった。皆既月食の始まりから終わりまでの護摩供養。幻想的な写真を見せてもらった。
「天体ショーが始まるよ」と知らせてくれたデジタルネイティブのチビたちも、442年前に織田信長も眺めたであろう天体ショーを楽しんだようだ。
ちょっとばかり気が滅入っていた私は、皆既月食を観ながら、宇宙のひとかけらにすぎない地球船で、瞬きほどにもない刹那の一瞬を生かさせてもらってるんだなぁと想ったら、滅入っていることがアホらしくなった。
そんな思いをグループLINEにアップした私へのコメントは、仲間からのぬくもりのあるものだった。個人LINEに届いたコメントも気遣うもので、ありがたい。ちょっとネガティブなコメントをアップしてしまいマズかったかなぁと思っていただけに救われた。
天体ショーが繋いでくれた、それぞれのひとコマだった。