友人から原稿を添付したメールが届いていた。
原稿を開き読み進める。無駄のないタッチは友人らしい。「事実」を重視した原稿に妙にハマってしまって、ひとり大笑いした。
それは、同じようにこの原稿をメールで受け取られた教授から、一昨日、読まれた感想を電話で聞いて大笑いしていたからだ。「事実を徹底的に重視する研究者の姿勢はすごいねぇ。さすが事実の〇〇くんだなぁ」の「事実の〇〇くん」のフレーズにハマってしまった。
そういえば、原稿だけでなく会合などでの友人の喋りも確かにそうだ。実にストレートで事実に基づいて論理的に意見を述べる。横で聞いていて、時に辛辣すぎると受け止めてしまわれないかとハラハラするくらい平然と直球を投げ込む。
友人は感覚的に話しているのではなく、淡々と客観事実に基づいて分析し喋っているだけなのだ。グループや人間関係への忖度など思いもしないだろうし、実に合理的にテーマに対してを意見を言う。あるいは原稿に記す。それをブレずにしているだけなのだと、教授との電話の会話で気づいた。
感覚重視の私にはそれが「したたかだなぁ」と映っていただけなのだ。
「事実の〇〇くん」は強い。まじリスペクト!