彼岸過ぎたけれどまだ咲かない。
いつも真っ赤なヒガンバナを見るのは彼岸過ぎのことだ。
今年はまだ地面からは何も出ていない。
プランターの白花だけが咲いている。
(2024.09.23 新明町)
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(2024.10.01 新明町)
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▲ ここに咲いているものは白花なのか? 花弁には赤も混じるし黄色も混じる。▼
(2024.10.05 須磨離宮公園)
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この白には、花弁やしべの一部に赤が残っているのが目立つ。
シロバナマンジュシャゲ(白花曼珠沙華) ヒガンバナ科ヒガンバナ属 Lycoris x albiflora
(2024.10.08 林崎町)
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再掲 【赤+黄=白】
この理屈を理解(?)する必要は、写真撮る人には無用かも知れない。
植物園の花壇で、花を愛でる人にも余り必要でないのかも知れない。
だから、名札をつけておいても、それぞれの興味の度合いで読み方も違って来る。
赤い彼岸花、黄色い彼岸花、白い彼岸花、で良いのかも知れないのに
リコリス・ラジアタ、リコリス・オーレア、リコリス・アルビフロラと書かれるからややこしい。
園芸種だから「全部リコリス」…と言う方が多いから余計にややこしくなる。
名前には幾つもの変遷があるのだし見解の相違もあるそうだから
正解は素人には??で良い気がする。
【リコリス・オーレア】 ショウキズイセンの学名表示は Lycoris aurea だったが
現在では Lycoris traubii(=Lycoris aurea)とされている。
かように、学名は研究成果として変更されてゆく。
だから「園芸種」に学名を当てることは、作りだした人の責任だと思う。
掛け合わせた二種は当然名前が知れたものの筈だからだ。
☆
シロバナマンジュシャゲ(Lycoris albiflora)には、幾つかの種類がある…と、今日聞かされた。
確かに、片方の親であるLycoris aureaと学名表示されていた種類は異名となり
正名はLycoria traubiiと書かれるようになった。
もう一つ中国にはリコリス・キネンシス Lycoria chinensis が存在している。
これらは微妙に性質が異なっているから別種とされている筈だ。
この三種のいずれが片方の親であるコヒガンバナ(Lycoris radiata var. pumila 二倍体のヒガンバナ、種子が出来るから人為的な交配も可能)と交配したかによって
シロバナヒガンバナの色彩は変わってくる…そうだ。
当然だろうけれど、いずれは研究が進んで正式に学名表記も変わるかも知れない。
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