HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

山陽電車旧型編(250形・270形)

2015-12-03 | 番外編 鉄道など

【250形】

250+251 西新町電車区建物の南側線路を西新町駅に進入する上り各停。
250形は、戦後の復興期に登場した転換クロスシート採用のロマンスカー820・850形の流れを汲む
正面三窓非貫通車両。
15㍍車だが、200形とは違い連結部まで座席を確保できたために輸送力は大幅に改善された。
各停運用中心で二扉ロングシートだった。


252+253  下り各停運用 上の編成と同じく昭和26年製の250形1次車
一つ西寄りの人丸前駅から高架化されたが大蔵谷駅は現在も高架化されず同じ場所にある。


254+255  下り各停運用 昭和27年製250形2次車
現在は高架化されている人丸前駅の地上駅時代の画像。
撮影当時既に各停も3両編成運用となっていた為に
神戸側254号は貫通路改造され、200形電装部品流用で車体のみ新造された300系300形と混結。
前照灯も2灯シールドビーム化されていた。


288+256+257 昭和29年製250形第3次車
288は、昭和34年から増備が始まった270形(正式称号は250形)の内、昭和39年増備の第3次車に含まれている。
撮影場所は地上駅時代の人丸前駅、この画像の何年か前までは三年間通学時に利用した。
毎朝車中から延々と続く喧騒がこの駅周辺に残っている。


256+257 昭和29年製250形第3次車
3連化以前の270形、特急発車後に待避線から発車した下り各停。
幾つもの渡り線、上下にそれぞれ待避線を持つ地上駅時代で、周囲の建物も時代がかっている。
同窓の実家だった大手旅館も廃業して久しい。


林崎駅西方 270形288号と組んで3両編成化された256+257

【270形】

270号は、昭和34年から増備が始まった270形(正式称号は250形)の第1次車270~273号に含まれる。
250形増備車としての登場なので正式には250形だが、便宜的に270形とされた。
車体長17m、構造も2000系仕様に準じているが、普通車運用を考慮して正面貫通扉とし固定編成ではなく弾力的な編成が組める仕様になった。


前照灯を2灯シールドビーム化した270号。東二見駅到着後回送。


270+271+277  270形のみの3両編成化も実施された。


276+270+271の3両編成 須磨駅


272+273  2両編成時代で前照灯もまだシールドビーム化されていない。
左は国鉄線路、各駅停車はまだモハ72など旧型車が運用されていた時代である。


274+275  昭和35年製270形第2次増備グループ 2両編成時代の西新町駅西踏切付近。
このグループ以降、パンタグラフ取り付け位置は連結面側に移されている。


822+823+277  270形以外の系列とも混結した運用が行われるようになった。


278+272+273  270形のみの3両編成 パンタグラフ位置の異なる編成。


278+820+821  かつてのロマンスカー820形と併結された。
820形は転換クロスシートの2両固定編成、特急運用中心のロマンスカーとして一世を風靡した車両。
運用開始当初は正面非貫通だったが併結運用のために貫通扉に改造された。



To be continued
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山陽電車 昔、鉄ちゃんがいました。私鉄編1
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