ハナタデ、オオイヌタデ、オオケタデ。
蓼の仲間が次々咲き揃う季節。
野趣味溢れる野の草…などと、一輪挿しにする方もいらっしゃる。
秋の野辺にはそういう草花が普通に咲いている。
散歩の折に一つ二つ手折って持ち帰る…。
花壇の花ではそんな事は出来ない。
鉢植えにしたものでもそういう趣にはならない。
『やはりのにおけ れんげそう』などと気どることもあるまい。
それでも、群れて咲いていたりすると見ているだけでホッとしてしまう。
▲ 広がりはじめた頃には、全体が白っぽく見える。▼
▲ 花序は葉腋から何本も出る。茎の先端部分が最も長い。咲き進むと垂れる。▼
▲ 花は花弁と萼片が一体(花被片と呼ばれる)になっているから、基部は緑、桃色が目立ち、先端は白。
5裂した花被が開くと薄桃色が僅かに残る。▼
▲ 葉には黒っぽい斑紋、マタデ(真蓼)には出ない。▲
(2021.09.20 明石公園)
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ミゾソバほどには広がらないから、何とか見ていられるけれど
今年は異様に広がったミゾソバに押されてしまっている。
▲ 背景はミゾソバ ここでは見慣れた景観。▼
(2021.09.28 明石公園)
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ボントクタデ(凡篤蓼) タデ科イヌタデ属 Persicaria pubescens(=Polygonum pubescens)
(2021.10.07 明石公園)
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▲ 花期が進むと花軸は赤味が増す。花被は5裂、緑の部分には腺点が見える。▲
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イヌタデ オオイヌタデ ボントクタデ 秋深く ヤナギタデ ハナタデ サデクサ
オオケタデ シロバナサクラタデ
サクラタデ ヤノネグサ タデアイ(蓼藍) ハルタデ(春蓼)
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