門掛けのもみじ舞い散る冬支度

我が身に旅立ちの支度を教えているようで、寂しい景色です。
振り返ればいろんなことがありました。

泰山鳴動して気絶者多数

2008-10-11 08:18:10 | Weblog
株価暴落、悲鳴列島 大阪の個人投資家「ありえへん」(朝日新聞) - goo ニュース
経済の仕組みが既に狂っていた。
銀行は企業に金を貸して育て
地域の活性化に貢献して
日本の敗戦による壊滅状態から
驚異の発展を遂げてきた。
その功績を踏まえ使命感を持って
踏襲していたらこんな悲劇は避けられた。
バブル崩壊後不良債権で危機を味わい
その後取った処置は銀行の在り方を根本から
変えてしまっていた。それは当局の緩和政策
もあって株販売に軸足を置いたからだ。
銀行に行ったら株屋に早変わりしていて、
退職金とか纏まった金を預けようとしたら、
信託証券はいかが?株もお世話しますよと
勧誘される。あんたがたに預けたいのよ
というとなんと嫌な顔された。
預金があっても貸す企業の倒産が怖くて
もう本業を放棄して、株のマージンに切り替え
丸投げのリスクはお客に被せ営利だけ
ちゃっかり取って健全経営と胸を張っていた。
地域経済は疲弊してもそんなの関係なし。
銀行が企業理念を無くして
自社の生き残りだけに汲々としていた。
株やに変身して曰く株が証券化して
業績が悪い企業株は優良な企業と
混ざってるから安心なんです。
その言葉はそのまま
サブプライム証券の勧誘文句と同じだった。
そうして長年の辛抱の塊である老後の貯蓄は
株を買わされてしまっていた。
ハイリターンハイリスクの米国株に
銀行の指導の下手を染めた
その結果、経済のグローバルの
大パニック、雷に打たれ
パーとなって頭を抱える始末となった。
銀行も下方修正して赤字になった。
長年の顧客を大事に扱わず、目先の慾にシフトした
罰でその罪は免れない。
そんな本分放棄の銀行に又もや公的資金つまり
税金を投入して日銀が救わねば
経済が破綻するとは。
なんたるあほの繰り返しなのか。
経済は銀行が担っている自負を持つことが
金投入より大事だと教育すべきでは。
こんなトップでは全員死にたいになる
現象を我々はしっかり学習した。
底の破れたバケツは銀行の理念の修復から
始めなければならない。