住んでいた。各家の半径50ｍ以内には、まちぐわぁ～と呼ばれる
雑貨屋があり、今で言うコンビニのようなもの。
そして氷屋があった。
毎日、海に出て行くので、氷を買う。
氷を買いに行くと「アイスケーキ」をくれる。
筒状のシャーベットに割り箸を突っ込んだもの。
当時は1本10円で、まちぐわぁ～で買えば20円だった。
氷を300円分買うと10本ほどビニールに入れて「持ってけぇ～」と
くれる。このアイスケーキなるものが沖縄のアイス！
ある調査でアイスの消費率の全国ランキングが発表された。
なんと沖縄が全国47位。
つまり全国一アイスが売れない県である。
この暑い沖縄でアイスが売れないなんて、調査の仕方が間違っている
ような気がする。
潜水作業を終えて陸で休憩していると、夏は誰かがアイスを
買ってくる。このアイスはアイスケーキで、きっとこの
アイスケーキの消費率は含まれていないのだろう。一般的に本土の人が
アイスと言っているのは沖縄のブルーシールかコンビニで
売られているアイス。一般の沖縄の人にとってブルーシールは
贈答品かクリスマスのプレゼントそしてコンビニのアイスは高くて
子供が買えるような値段ではない。
我が家の冷凍庫には子供がうらやむほど
アイスクリームが入っている。
カラカラ先生の財布から2千円を抜き取って、コンビニで大人買い。
お気に入りはシロクマアイスに練乳をかけていただく。
（大人喰い）
私一人が沖縄のアイス消費率をあげている。
