うんたま森のキジムナー

待合室

このあいだ、スタッフのタック君が、
「耳に違和感があり痛みがする。」というので
耳鼻科に行ったら、なんと耳の中に蟻が入っていた。
沖縄では、よくあることだそうだ。

普段は病院などあまり行かないが、数日前から耳に痛みを感じて
いたので、タッ君のおぞましい話が浮かんで耳鼻科に行ってきた。
結果はたいしたこともなく、いわゆる「サーファーズイヤー」
職業病ようなもの。

朝一番で耳鼻科の待合室で座っていると、70歳手前くらいの
オジィがオバァを車いすに乗っけてやってきた。
名前を呼ばれてオバァが診察室に入ると、近くに座っている人に
オジィが話をしだした。
「オバァが耳が聞こえにくいとオバァに言うもんだから、
ここに連れてきたさぁ」

これだけじゃ話の内容はわからないね。
オジィの話によると70歳前と思われるオジィが車いすに乗っけて
連れてきたのはオジィの母親ではなくオジィの祖母だと言う。
確かに100歳は超えているようだった。
オジィの話はとまらない、「あれはオバァだよ
あの歳なんだから耳が聞こえなくなるもんさぁ~ 
畑が忙しいのに困ったもんさぁ~」

まるで待合室の中の人が家族か親戚のように話すオジィに
宮古島らしさを感じた。

もう一つ、待合室に若い夫婦が赤ちゃんを連れて座っていた。
この赤ちゃんをよく見ていると、まったく音に反応しない。
島の知り合いにも耳が聞こえない人が何人かいる。
30年代と40年代に流行った風疹が原因だと言われているが、
こんな小さな産まれたばかりの子供が・・・・
沖縄は子だくさん人口比例では出産率もトップ。
障害を持って産まれてくる子供も多い。


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