うんたま森のキジムナー

方角

沖縄では「東」のことを「あがり」または
「あがず」と読む。
東は太陽が昇る方角なので「あがり」そして
「西」は太陽は沈む方角なので
「いず」という。

宮古島の観光名所である「東平安名崎」
「あがりへんなざき」
「西平安名崎」は
「いりへんなざき」である。

地名や苗字にも「東」が多く「東里」は(あがりざと)
「東江」は(あがりえ)
違った読み方として東風平(こちんだ)
東小橋川で(ありこばしかわ)
東門で(あがりじょう)
沖縄ではよくある名前である。

本土では、北の方角へ枕を向けて寝ると、縁起が悪いと
いって嫌うことがある。これは臨終の作法として、
亡くなった人を北向きに安置する習慣があるから。
これはお釈迦様が大往生を遂げたとき、頭を北に
向けていたからと言われている。
もちろん沖縄にもこの習慣が伝えられた。
それがいつの頃からか「北枕」が「西枕」に
かわってしまった。

沖縄では「北」のことを(ニス)と呼ぶことから、
北と西を取り違えてしまった事と、太陽が沈む西の方角を
物事の終わりとする考えが結びついたからではないか、と
言われている。

北を(ニス)東を(アガリ)西を(イズ)そして南を(パイ)という。



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コメント一覧

kijimuna
今でも家を建てると十二支の方位版を持った人に
家相を見てもらっている人がいます。
ダイバー
注文住宅の設計を担当していた若い頃、大事な貯金と高額な借金、男としての最初で最後の大事業、我が家への拘りは十分すぎるほど理解できた。が、「家相・方位」に関しては、注文者が軽い気持ちで相談した占い師のアドバイスが千差万別で一向に埒が明かない。建築のプロとして、神憑りの先生方の御託宣を論破すべく「鬼門、裏鬼門」など必死に勉強した。昨今は、当時ほど家相に拘る注文者は少なくなりました☺
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