うんたま森のキジムナー

台風13号

台風発生から、最初の予想進路は、980hPaで、
宮古島と八重山の間を時速15㌔で
通過する予報だった。
発生当初は「船を陸揚げしますか?」と、
あちこちで聞かれたが、これくらいなら大丈夫だろうと、
徐々に風も強くなってきたので、
強い風の中で陸揚げするよりは、風の影に避難係留する
ことにした。

時間がたつにつれ、予報も予想進路も台風の大きさも、
どんどん変わっていき、暴風圏内に
入ったときの台風は、940hPa、
最大瞬間風速60mになった。

実際に計測された最大風速は61mで、50m以上の風が
吹いたのは2003年9月以来。
これほどの風が吹くと建物から外には出られない。
駐車場に停めてある送迎用の車が風にあおられて、
自家用車に激突!
大きな音で気づいて窓に顔を近づけて、
ただただ見ているだけ。

正午過ぎに、台風の目に入ったので、道路に散乱している
倒木を避けて港まで船を確認しにいくとなんとか、
持ちこたえていた。
台風の目はマラソンでいえば折り返し地点。
係留ロープを確認して締めなおすくらいしかできる
ことはない。

この台風で島内の約9割が停電したそうだ。
50m以上の風が吹くと、建物じたいが揺れ始める。
屋内にいても安全とは思えない。
通過後に船の無事を確認したときは、すべての力が
抜けたように感じた。
自然の猛威には、出来ることが限られている。


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コメント一覧

kijimuna
被災地になっています。
公共施設だけの被害総額が1億3千万円。
農作物や一般の被害は計り知れません。
停電が続いているところもあります。
毎年のことながら、大変です。
ダイバー
自然の脅威は計り知れない。打ち勝とうとする努力は人類の進歩に繋がることでとても大切だと思いますが、風見鶏のように逆らわずに上手く避ける、逃げる、避難することも時には大事ですね。愛車と屋上フェンス以外はご無事で何よりでした☺
ダイバー
大半の施設が完成し、翌年春のオープンを控えた秋の台風で「シンデレラ城」の最上部の旗竿が折れてお堀の水底で発見された。小さく見えるが畳半分ほどの大きさのステンレス製の旗。設計段階から試行錯誤を重ねた末に、風見鶏のように風に逆らわない構造にしたが、長い旗竿の根元の強度が不足していた。破損部分を中心に設計を見直し、長さ7mの旗竿を新たに製作したものの、大阪城の天守閣に匹敵する50m以上の高さに取り付けるための巨大なクレーン車を「シンデレラ城」の側まで進入させる方法が、新たな課題となった。
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