うんたま森のキジムナー

ハリセンボン

温暖化の影響で、島根県ではハリセンボンが
異常発生して、漁業の妨げになっている
そうだ。島根あたりまで上るとハリセンボンは
死滅回遊魚になる。定置網に入った
ハリセンボンを引き上げると、ふくらんで
他の魚を傷つけて価値が下がってしまう。
スルメイカなどは三分の二まで値段が落ちる。

越前クラゲは食用にはならないが、
ハリセンボンは沖縄の名物料理。
島根県に現れているハリセンボンは、小さくて
沖縄でも売り物にならないとニュースで報道
されているが、小さいハリセンボンを好む人もいる。
2~3年前に宮古島でも、同じような出来事が
あった。小さなハリセンボンが異常発生して、
定置網の邪魔になったことがある。
港の中にも、たくさんのハリセンボンが現れて、
それを目当てに釣り人でにぎわった。
普段、潜り漁で捕る大きなハリセンボンは、
800円~1,000円。試しに、異常発生した小さな
ハリセンボンをたくさんとってきてセリに出した
ところ300円の値段がついた。宮古島ではトゲの皮を
剥かないと売れないが、沖縄本島では皮も食べる。

小さくて食用にならないと言われているけれど、
そこそこ大きな肝がついているので、売れない
ことはない。直接、沖縄の卸屋と交渉してみれば、
解決策が見つかるかも・・・  
独特の臭みがあって、その臭みが美味しいと
いわれている。捨てるなんてもったいないと思って、
ニュースを見ているのは私だけではないはずだ。

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