だいたいこの日の前後には、気圧の谷が通り、
強い季節風が吹きだしてきて
初寒波となることが多い。
今年も3日から冬らしい空模様となり、
だんだん冷え込んできた。
これから海は大しけが続き、海難事故の
起こりやすい季節になってくる。
冬の海では、俗にいう三角波が立ちやすい。
北へ流れると黒潮と、それに逆らって吹き付ける
北よりの季節風によって波頭がとがる。
このような三角波のことを八重山の漁師さんたちは
「イナツキ・ナン」と呼んでいるそうだ。
「イナツキ」とは、お月さんの中で、
おもちをつくウサギが持っている杵のこと。
昔はこんな杵を垂直に振り下ろしながら
モミなどをついていた。
「ナン」とは波のこと。
三角波がまるで杵でついているように上下方向の
揺れが大きくなる。
三角波の中を船で走るには、かなり難渋する。
この近海では伊良部大橋の下で潮と風とが
逆になったとき三角波が発生する。
わずか10分ほどの距離が、延々と続いているような
気になる。朝起きて、風がドンドンと窓を
叩いていると、ウンザリする。
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きじむな
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