うんたま森のキジムナー

三角波

沖縄の冬の入りは、12月2日。
だいたいこの日の前後には、気圧の谷が通り、
強い季節風が吹きだしてきて
初寒波となることが多い。
今年も3日から冬らしい空模様となり、
だんだん冷え込んできた。

これから海は大しけが続き、海難事故の
起こりやすい季節になってくる。
冬の海では、俗にいう三角波が立ちやすい。
北へ流れると黒潮と、それに逆らって吹き付ける
北よりの季節風によって波頭がとがる。

このような三角波のことを八重山の漁師さんたちは
「イナツキ・ナン」と呼んでいるそうだ。
「イナツキ」とは、お月さんの中で、
おもちをつくウサギが持っている杵のこと。
昔はこんな杵を垂直に振り下ろしながら
モミなどをついていた。
「ナン」とは波のこと。
三角波がまるで杵でついているように上下方向の
揺れが大きくなる。

三角波の中を船で走るには、かなり難渋する。
この近海では伊良部大橋の下で潮と風とが
逆になったとき三角波が発生する。
わずか10分ほどの距離が、延々と続いているような
気になる。朝起きて、風がドンドンと窓を
叩いていると、ウンザリする。


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コメント一覧

きじむな
12月なのに気温は26℃です。
気温差がはげしいです。
一人は淋しいですね。
ダイバー
太陽は出ましたが今日も寒い一日、年末らしく慌ただしい一日でした😅 もうすぐクリスマス、そしてお正月🙆 カラカラさんのように沢山の方々が集えば年末年始、楽しい時期ですが、一人では心から新年を迎える明るい気持ちにはなりきれないですね🐱
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