うんたま森のキジムナー

琉球朝顔

朝、窓をあけると、夜露で湿った冷ややかな風が
入ってくる。窓の外は原生林で、紫色のアサガオが、
ほぼ一年を通して咲いている。

沖縄のアサガオは「琉球朝顔」で、「オーシャン・ブルー」
「ラッキー・ブルー」「クリスタル・ブルー」
色んな名前で呼ばれている。

同じようなブルーでも土壌によって、少し色合いが
変わってくる。

小学校の夏休みの自由研究で「アサガオの観察」を
したことがある。植木鉢に種を埋めて、長い棒をさして、
毎日、水をやり続けていくと芽が出て蔓が伸びてくる。
成長が早いので、夏休みのあいだに花を咲かせる。
琉球朝顔を育てるのは、種からではなく、蔓を切って
その蔓を土に刺す。
本土のアサガオと違って種ができにくいという特徴がある。

科・属名は、ヒルガオ科 サツマイモ属で、ツルは
10m以上伸びる。沖縄では強い日差しを防ぐのに、窓側に
棒をさしてアサガオで遮光する。
オバァに言わせれば、これも薬で、いろいろな効能があると
いうけれどアサガオ系は、強い毒をもつものがあり、薬と
して試すのはやめた方がいい。

ちなみに、花言葉は「はかない恋」だそうだ。


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