通り池

 宮古島の観光名所「通り池」は下地島にある。 二つ並んだ池は天然記念物に
指定されている。 通り池には「継母伝説」「人魚伝説」「ジュゴン伝説」
などがある。 陸上から眺めるだけではわからないが、
海側にある池は水中で海と繋がっている。

海に停泊している船はダイビング船である。
水中約20mに幅30mの入り口がある。 その入り口から70mほど進むと
通り池の真下に出る。 通り池は人気のダイビングスポットであるが、
ある程度のダイビングスキルがなければ行くこと ができない。

ダイビングショップにとってもあまり行きたくはないポイントの
ひとつかも してない。その理由として一度池側に浮上すると、
船に戻るためには再び潜行しなければなら ない。
古くからあるショップでは「再潜行ができない。」というお客さんを
経験したことも あるだろう。

最近でも再潜行ができなくなったダイバーが消防に救助されるという
出来事が あった。消防やレスキューが出動すると、それはダイビング事故として
処理されることもある。
通り池に案内するガイドダイバーにとってもリスクの高いポイントなので、
潜る前の体調を 確認する。それでもダイバーにとっては魅力的なポイントで、
通り池で出会う回遊魚や 特有の地形から水中での色の変化などは
いかなければ見ることができない。
通り池に潜ることを楽しみに来られる人もたくさんいる。

通り池に伝わる伝説の一つに人魚伝説がある。 その伝説の中に人魚の棲家と
されているのが、通り池の中にある。
アクアラングなどない時代の人がどうしてその場所を知ったのか、謎に包まれている。