という記事が載っていた。
9月の終わり、佐良浜漁港で4人の中学生
が遊んでいた。その内の一人が港の中に
迷い込んだ大きなナポレオンフィッシュを見つけた。
漁師の血を受け継ぐ子供たち。大きな魚を目の
前にして血が騒ぐ。3人の友人が見守る中、
ガキ大将?が魚めがけて釣り糸を垂れると、
強烈なアタリ!おしくも糸はプツリと切れた。
しかし15分後弱りきったナポレオンが再び漁港内の
海面に姿を現す。ここからは大人の登場!浮かび
上がったナポレオンめがけて銛を一突き。
人間ほども大きさがあるので子供たちに引き上げるのは
とても無理であるが、そこは漁師町、大きな魚を港から
桟橋へ引き上げるのはお手の物。引き上げられた
ナポレオンはなんと34㌔、漁師の掟通り最初に釣り糸を
かけたガキ大将の手にたくされた。
34㌔のナポレオンを手に入れた子供たちは考えた。
「ヨシッ!これを仲買人に売ってそのお金をみんなで
わけよう」平良なら㌔単価300円。
¥300円×34㌔÷4=¥2.550 いつも見ている大人達を
真似て、売り物にするために腹を割き内臓を取り出す。
34㌔もの大物の魚に包丁を入れるのは大人でも大変な
仕事。力を合わせて内臓を取り出していると、それを
見ていた仲買人が「その魚の身が青い青い身には毒が
あるぞ」と忠告!売り物にならなくなった魚を前に
ガックリと肩を落とす。港に捨てておくわけいもいかず、
大人の手を借りて廃棄処分となった。
廃棄処分後、「オイ、さっきの魚は?」と別の漁師が聞く。
子供たちは事情を説明する。「どうして捨てるか、
ナオポレオンのウロコはカツオ釣りの疑似餌として
貴重品、ウロコだけでも売れたのに」
ウロコ一枚¥30×約600枚÷4=¥4.500
子供たちは二度ガックリ・・・・
こうして一人前の漁師になって行くのだろう。
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