エンジンルームの中に野良猫が入り込んで
いることがある。朝、車に乗る前には「猫ドンドン」
ボンネットを叩いてからエンジンを
かけるようにしている。
暖かい日は、太陽熱で温められたボンネットの上や
バイクのシートの上で数匹の猫が身体をひっつけあって
ゴロゴロしている。近所のオジサンが
「全部飼っているのか?」と聞いてきた。
「どれも飼っていないよ。野良ネコだよ。」
宮古島では猫の事を方言で「マユ」と言うが、これが
沖縄本島では「まや」と言う。
恩納村の宿舎に住み着いている猫がいた。
飼われているわけではなく、宿のオバァに残飯などを
もらっているようだった。昼間はどこにいるのか、
夕方になると餌をもらいにやってくる。
姿を現さないときにオバァが「まやぁ~」「まやぁ~」と
呼んでいたのでてっきり猫の名前が「まや」だと思っていた。
宮古島では「マユ」近所のオジサンは猫を呼ぶとき
「マユ」と呼んでいる。
知らない人からすれば「マユ」という名前の猫なんだと
思うだろう。
夏目漱石の吾輩は猫である。名前はまだない。
有名な始まりだが、まるで最初からマユという名前が
ついているようなもの。犬を方言でインガマと言う。
でも名前のついていない野良犬を呼ぶときはインガマとは
呼ばない。なぜか不思議なことに「チク」と呼ぶ人が多い。
「チク」は方言ではない。
色の白い犬に「シロ」と勝手に呼ぶのと似ている。
なぜ?チクと呼ぶのかわからない。
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