うんたま森のキジムナー

サシバ

秋の風物詩、「寒露」の日に渡り鳥の
サシバが飛んでくる。10月9日に宮古野鳥の
会が、宮古島本島へ360羽、伊良部島へ132羽
計462羽を確認している。21日まで観察会を
兼ねた確認が行われるそうだ。

沖縄本島を飛び立ったサシバは季節風の
北東の風に乗って、約8時間余りで宮古島に
到着する。早ければ3時半~4時くらいになる。
下地島でダイビングを終えた帰り、空を
見上げると数百羽のサシバが雲の間から
現れた。サシバは上空を優雅に舞い、夕暮れに
なると渦をまくように降りてくる。
宮古では、その様子を「タカ柱」と言う。
新聞でも、観察会の様子が掲載されていたが、
みんなで空を見上げて「優雅に・・・」
と記事が書かれている。

船を宮古島本島に向けて走らせていると、
上空には優雅に舞うサシバの群れが
見えるが、沖縄本島から飛行機で1時間かかる
距離を命がけで島のない海の上を
飛んでくるのだから、一群から離れて、今にも
海に墜落してしまいそうなサシバが船の前や、
横を島に向かって必死で飛んでいる奴もいる。
そんなサシバを見ると船のハンドルを持つ手にも、
ついつい力が入ってしまう。
今にも波をかぶって墜落しそうになりながら、
羽根をバタバタもがいて飛んでいる
と言う表現があてはまるだろう。

「後、もうちょっと!後、数百メートルで
陸地だ!」船に乗っているお客さんも
思わず声をかけるほどの必死なその様は
自然の厳しさが伝わってくる。
サシバの群れは島で一日羽根を休めた後、翌日の
明け方には次の飛来地(台湾)
(東南アジア)へ向かって羽ばたいて行く。


小さくてわかりづらいかな。

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