うんたま森のキジムナー

自由恋愛の島

本屋さんの郷土本コーナーで
「海に生きる、島に祈る」という本を買った。
戦前、戦後の糸満のことが書かれているのだが、
宮古島、とくに戦後の池間島のことも書かれてある。

カツオ漁の全盛時期から衰退まで、
池間島の女性たちの歩みなど当時の生活習慣が
詳しく載っている。少し紹介しようかな。

「自由恋愛の島」
かって池間の婚姻は例外なく島内婚であったそうだ。
環境的に孤島であったため人の往来に限度が
あったことに起因する。
見合いや婚約はなく、伝統的に個人の意思で決定する。
「自由恋愛の島」であった。
青年たちが深夜に女性宅に忍び込む「夜這い」というのが
黙認されていたそうだ。
睡眠中の娘を覗き見することを目的とし、4~5人の見張りを
伴って行動するので、娘たちは作業ズボンを
はいたり、着物を逆にして袖に両足を
入れて紐で縛ったりして寝ていたと書いてある。
(当時は下着をつけていない)
そしてお互いに結婚の意思が固まると、男性の友人が
酒一升と菓子などを持参して
相手の女性の両親に結婚の許可を求める。
承認されればその晩から嫁方の家に通う。
子供が2~3人出来るまで通う例もあったらしい。

オバァからも少女時代の話をよく聞いたが、月夜の晩は
浜に出て若者同士遊んだそうだ。
今でいうなら「イケイケ」な少女だったんだな・・・・


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コメント一覧

きじむなー
連休なのに、強い北風が窓を叩いています。
海にでられないかも・・・・
ダイバー
創立以来の伝統的な男子校が戦後まもなく共学となった母校。妻とはそんな高校で出会った。お互いにクラブ活動などで暗くなりかけた下校時に、十メートルほど離れて歩き、別れ際に顔を見合せ、ぎこちなく小さく手を振るだけで胸がときめいた。幸せだった❤
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