うんたま森のキジムナー

戦跡

6月23日は「慰霊の日」
太平洋戦争時の沖縄戦が事実上終結した日。
日本軍の最高司令官の牛島中将が自決した日と伝えられている。

沖縄ではこの日は休日となり、正午の鐘を合図に黙とうを
ささげる。宮古島にも数多くの戦跡があるが、今はあまり
知られることなくひっそりとしている。

この近くには、陸軍海上挺進第30大隊駐屯地跡があり
「マルレ型特攻艇」を秘匿していた壕がいくつか
点在している。空路が出来る以前、宮古島の玄関は平良港で
あった。漁協があるところが荷川取という地名になる。
もともとは入り江になっていて細く長い水路でつながって
いたそうだ。

この水路を使って沖合に停泊する大型船から小型船に乗せ換えて
荷物を運んだことから「荷川取」という地名になった。
この水路に沿うようにして岩盤を掘り特攻艇をかくしていた。
敵艦が近づくのを待って、夜間の攻撃を仕掛けるつもりで
あったそうだが、ほとんど使われることなく終戦を迎えた。
あまり知られることなくと言ったが、
陸軍海上挺進第30大隊駐屯地跡や秘匿壕跡は地元の人に
よって定期的にボランティアで清掃活動がおこなわれている。

この宮古島に駐屯していた人やその人達を知る人が元気
だったころは、当時を懐かしみ慰霊祭や世話になった
地元の人との親睦会も行われていたそうだが、
さすがにこの島まで来られる年齢ではなくなり、
清掃活動だけが行われている。


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