うんたま森のキジムナー

思いやり予算

宮古島の新聞にも本土の記事が載っている。
「思いやり予算」と言葉が出ていた。
エメラルドグリーンの海、真っ白な砂浜、誰も
がいだく沖縄の姿。その裏に隠れるようにして
「思いやり予算」と言う沖縄がある。
在日米軍駐留経費、辞書ではおそらくこう書いて
あるだろう。1978年当時の防衛庁長官が、円高
ドル安の背景を理由に「思いやりを持って
対処すべき」と答弁したことから「思いやり予算」と
いわれている。

このとき、在日米軍基地で働く従業員の給料の一部
(62億円)が計上された。新聞には、バナナボートの
従業員の給料まで支払われていると野党の人が問題視
している。まったく沖縄の事を理解してない。
1990年の思いやり予算は1.680億円、1995年には
2.700億円、以降、2.000億円を超えてる。
7月14日の独立記念日には嘉手納カーニバルが
行なわれる。基地への一般解放が行なわれ、
PX(基地の中のスーパー)での買い物も出来る。
あまりの安さに驚くはずだ。高台に建ち海を
見下ろす豪邸(上級下士官)の家賃もタダ。

PXと同じように基地内にあるホームセンター
(イーグル)では米軍一家族、年間2.000ドルまで
日本が負担している。それどころか電気、ガス
など生活費が無料。娯楽施設は言うに及ばずや。
国会で野党の人が答弁したところで、話題にのぼる
のはごく一部。極東の第7艦隊をチャーターして
いると思えば、安いもんかも知れない。
58号線を車で走っていると、基地周辺にある廃墟の
ように立ち並ぶ元米軍相手の店がいくつも目につく。
過去のにぎやかさが聞こえてくるようだ。
廃墟のようになってしまったのは時代の流れ、
「思いやり予算」・・・


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