観光紹介のテレビがあった。映し出されているのは
ジンベイザメで、定置網にかかったジンベイザメを
捕獲して網で作ったイケスの中で飼って、それを
ダイバーたちが一緒に泳ぐというもの。
すごく違和感があった。
水族館では専門の教育を受けた人が大きな水槽でジンベイザメ
を飼育する。そういうところがああってもいいと思う。
動物園のゾウさんを「かわいそう・・・」という人は
あまりいないだろう。
ただの観光目的で狭いイケスの中で大洋を泳ぐジンベイザメを
飼ってエサを与え続ける。
台風のときなんてどうするのかな・・・・
あまりいい感じを受けなかった。
なんと、宮古島市長は、来年1月に開通予定の伊良部大橋を
みこし「佐良浜漁港利用計画」の中で、イルカを買ってきて
漁港の中で飼育して観光促進につなげようと提言している。
これは石垣でも行われていることで、
宮古でもやろうということ。
「港の中にイルカが迷い込んでいるので、なんとかして
沖に持っていってくれ！」という依頼は何度か受けたことが
ある。港の中で死なれると都合が悪いから。
キズついたイルカはなんとかキズを癒すために外敵の少ない
港の中に迷い込んでくることがよくある。
わざわざ和歌山からイルカを購入してきて、港の中で素人が
飼育しようなんて、この市長は何を考えとんねん。
港の中は遊泳禁止です。
