食べられないのが「ブダイの肝あえ」
ブダイの肝には「パリトキシン」という
海産毒が含まれているものがあって
1960年から4名の死亡例があると最近教えて
もらった。
昨日も漁師連中が集まって、酒の魚にして
いたのは「ブダイの肝あえ」
「おいっ!肝あえは、あたるらしいぞ。」と
嫌いな食べ物だから言うと「子供の頃から食べて
いるけど、肝あえにあたったと言う話は
聞いたことがない」と言う。
海産毒だから魚の住む場所や魚が食べるものに
よるのだろう。
セリに出せない魚で「アカナー(バラフエダイ)」
がある。魚が安いときには、たまに捕ることも
ある(場所にもよる)セリには出さない
けれど、そのへんに置いておけば、
「売ってくれと」買っていく人がいるからだ。
「魚の中で、何がおいしいか?」と聞けば、
おそらくアカナーは上位にランクされる
だろう。リーフの外に生息するアカナーは当たる。
リーフの中に生息するアカナーは当たらない。
と言う人もいるが部落によって逆のことを
言う人もいる。
地元では魚にあたっても(軽い食中毒)なら
病院になどいかない。「昨日、アカナーにあたって
酔っているさぁ」シガテラにあたると二日酔いの
ような症状がしばらく続くので、酔うという
表現をする。ひどくなれば髪の毛も抜けて、水も
触れなくなる。アカナーは好きでよく食べるが、
私は一度もあたったことがない。
ブダイの肝に毒があることは知らなかった
おかげで、食べなくてすむ理由ができた。
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